本日第一回目の小松さんのトークイベントが無事終了しました。
もう最高に興奮しました。。
絶賛発売中の著書、人間の土地へからフォーカスするポイントを変えて語るイベント、今回はK2登山。
先日、石川県の白山に登り死線を彷徨った気になっていた私ですが、こちら2702m。
今回のK2は実に8611m。世界で二番目の標高、そして難易度はエベレストを優に凌ぐとのこと。

セブンイヤーズインチベットとの出会い、大学山岳部時代、チョモランマ遠征、そしてK2。
そこは雪崩、そして冷蔵庫のような岩が当たり前のように降ってくる非情の山。
その過酷を極めた登頂は著書の冒頭にも書かれているのですが、様々なトラブルや挫折を経てついに歓喜の登頂。
そしてそこから始まる日暮れの下山。日が陰り、死の影はどこまでも色濃く、多分生きて帰れたことは奇跡の類の何かではないかと感じるほどの世を超える道のり。

頂上を見ることができても生還できない人はとても多いと聞きました。
訪れることはできても決して止まる事のできない世界。
空は藍色、酸素は三分の一、傾斜は常に四十五度以上。さらに雲が出ると視界はゼロ、挙句凍てついた遺体は転がり、一回転ぶと自分もその仲間入り。それは僕のイメージするあの世、天国と地獄が混沌としている姿そのものです。

なぜこんな思いをしてまで人は山に登るのか。歴史に名を残したい人、見た事の無い景色を見たい人、自分に負けたく無い人。それぞれの思い、それぞれの冒険があっていいと思うのです。
そしてその強烈な体験を経て、後をどう生きるのか。
今尚、子育てをしながら、一家を支え、そして写真という道でまた新しい冒険を続ける。その人生との向き合い方に改めて尊敬の気持ちを感じます。

トークイベントは来週水曜日、そして最終日の日曜日に開催されます。
水曜日はまだ残席があるそうです。次回は中東での旅を中心にお話をしてくれるとのこと。ぜひ遊びにいらしてください!

またわずかではありますが、一部動画はお店のfacebookページなどで見て貰うことができるかと思います。

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