去年の夏、北海道の最終日に初めての小樽に立ち寄りました。 かつて北海道の石炭がここの港から出荷され、ニシン漁で大きく栄えた北のウォール街。 日本の経済を大きく支えた繁栄は今、抜け殻のように運河の両脇に幽霊のように張り付い…

瀬戸内芸術祭2日目 そして大島へ
瀬戸内芸術祭で個人的に一番刺さったのが大島。 初めての来島だったということもあるのですが、他の島と大きく一線を画しているのは島全体がハンセン病回復者の養護施設として今も活躍しているというところになると思います。 文字通り…

瀬戸内芸術祭二日目 男木島、女木島
昨年の瀬戸内芸術祭、二日目。 豊島と小豆島を探索した翌日は女木島、男木島、そして大島と探索しました。 男木、女木は二度目か、もしくは三度目かの訪問、大島は初めての訪問になりました。 少し写真が多くなってしまったので前半は…

熱海、ホテルニューアカオの美と怪
先日お店を早上がりさせていただき、熱海に行って来ました。 大学時代を小田原で過ごした自分としてはどこか懐かしい関東の果て。湘南、西湘と徐々に緩やかになっていく時の流れが止まるゼロポイントと言っても過言ではないかもしれませ…

萩の旅。隣人のように散歩することができたら
続、山口の旅。 秋吉台から向かったのは日本海に面した古都、萩。 そのエレガントな名前に惹かれて以来、かねがね訪問してみたいと思っていた街でありました。 宿は、昔友人がオープンに携わったというというrucoさん。噂通りの小…

積もる時間と流れる川
先週はお休みをいただき山口県に行ってきました。 LCCが飛んでいない、それでいてバスで行くにはだいぶ遠い。本州の最果てへどのようにアプローチするか考え抜いた結果、朝イチ格安飛行機で福岡へ向かいそこから車で山口へ向かうツル…

夏油温泉とアラハバキ
少しひやっとする話。 我々、日頃全くスピリチュアルとかとは無縁な日々を過ごしていますが、ゆずちゃんはたまに神社とか聖域でなんか凄かったですね。。とか興奮気味に語ることもあるタイプ。 前は壱岐の月讀神社、対馬の多久頭魂神社…

花巻、イーハトーブを巡る旅
今年の猛暑がまだ始まる前の話。我々は岩手、花巻におりました。 かろうじて銀河鉄道、実はほとんどまともに物語読んだことないけど、タイトルやエピソードだけやたら知っている宮沢賢治。そんな彼の故郷であり、イーハトーブという世界…

熊野曼荼羅05 道の果て、淡嶋神社
海南の故郷から和歌山の海の果て、加太まで。 熊野古道から始まった紀州道の旅もこの先はいよいよ海。長くなった旅の終着点は瀬戸内海でした。最終目的地は淡嶋神社。ここはいわゆる人形供養で有名な神社なのです。 3月の3日には船で…

熊野曼荼羅04 かつて故郷で見た錦鯉
高野山からゆっくり山を降りるとそこはもう海南市。 ついこないだまで自分の本籍地であり、父親が生まれ育った場所でもありました。 子供の頃、夏休みになると和歌山市にある母方の田舎から遊びに来たことを覚えています。 かつては貿…