少しひやっとする話。
我々、日頃全くスピリチュアルとかとは無縁な日々を過ごしていますが、ゆずちゃんはたまに神社とか聖域でなんか凄かったですね。。とか興奮気味に語ることもあるタイプ。
前は壱岐の月讀神社、対馬の多久頭魂神社とかでビリッとしたとか空気が変だったとか奇妙な事言うことあって、自分もまぁ確かに緊張感というか、空気が張り詰めていたように感じることもあったりして、そうねぇなんて言っていたんですが。。
そしてこの日。丹内山神社の奥にある見事なアラハバキの巨岩のお参りした後、自分が先に車で待ってると何故かダッシュで帰って戻ってきてびっくり。
確かに人が他にいないし不思議な雰囲気は漂っていましたが、はたして。。

その後も珍しくネットでアラハバキの事とか調べたり、普段のほほんキャラなのでこっちまでどきどき。
聖地とは何なのかはいつでも興味深い話ですが、人間の力では動かすことのできない規模の例えば海や山、大きな岩が祀られているということは、まずそこに場があったと考えたりします。
本能に働きかける畏怖が崇拝になるのか。
よくわからないけど多感な人には多感な人なりの気づきや悩みとかもあったりするのでしょうか。不思議不思議。


それにしてもアラハバキとはどういった神様なのか。
坂上田村麻呂が派遣される前の、いわゆる蝦夷の神。しかし東征の田村麻呂もまたこの地を詣で他という話もあるようです。
そしてその姿はいわゆる偽書と言われている東日流外三郡誌には土偶の姿で描かれ、巨岩や鉄を御神体、あるいは竜の姿と重ね合わせる説すらあるとのこと。
この謎の存在感。いわゆる記紀の中で躍動する神々とはまた別の、もしかしたらそれ以前からこの国にいた存在なのかもしれません。
しかし理屈を超えて、地球の一部として存在する巨岩を人類がまだ獣と変わらない頃からそこにある存在として畏敬の対象として見ていたということならば、その認識力こそが人間を今の地位にまで押し上げてきた力なのかもしれません。


さて。はるばる花巻までやってきたもう一つの目的が、こちら夏油温泉。
知人友人、秘湯好きの輩とマイベストを語る時結構いい確率でこちらの名前が飛び出します。
冬季は雪に閉ざされ夏の間しか開湯しない、シャイニングのオーバールックホテルのような怪しい存在感も素敵。

また、こちらでは前回の東北旅、乳頭温泉で味を占めた自炊部をこちらでも利用させてもらいました。お品書きはシチューwithパン。トースターなくて焦りましたが美味しく出来ました。
疲れ切ると人はなかなか手の込んだ料理が作れないという教訓を得つつも、ご当地もののお野菜があったりと厨房入るとやはりテンションは上がっていくものですね。次回はいよいよ自炊部でカレー作ってみたいです。

それにしても夏油自炊部独特の空気感。この空間はサービス満点の旅館ではなく、ゲストハウス、あるいは合宿所といった雰囲気。軋み倒す床に最初は驚きを感じましたが、真夜中に屋外の激アツ露天で悶えるうちに、己の中の野生が目覚めていくような謎のテンションに。なかなか楽しかったです。
そろそろ温泉が足りていない我々。冬が来る前にお風呂三昧したいものです。


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