井上冬彦さん、マイシャと精霊の木

On 2019年2月26日 by pointweather

マイシャと精霊の木あまり医者にはかからん人生でした。
子供の頃に膝をぱっくり切った時に痛いって言っているのに、あーそーだね、痛いねーなんて言いながらガシガシ傷口ほじられたあの日。
手をアホほど火傷した時も病院たらい回しにされた挙句、火傷ですねーって。その件は誰よりも知っていますって思わず真顔で言ってしまったあの日。
蛇足で言うなら、薬別の場所で買うのも面倒だし、体調悪いの突然なのに要予約、そして意味不明にいつも混んでいるのも嫌い。いわゆる鬼門でございますね。

そんな私が去年だか一昨年にどうにも治らない咳に苛まれていた時期がありまして。綱島、それもはす向かいに何やら病院ビルみたいなのができたタイミングということもあって渋々診てもらうと即日ケロり。
はて、素晴らしき名医かな!と思いつつも、完治が故に再訪することもなかったのです。ただその時、なぜだかやたら店内にサバンナの写真あるなとは思ったのですが。。
イトーヨーカドー そんな のお医者さん、井上冬彦さんがある日突然遊びに来てくださって今度綱島のイトーヨーカドーで展示するんだと教えてくれたのです。
ドクターであり、写真家さんでもあるという噂はその後お客さんから聞いていたのですが、驚いたのはそのクオリティ!
30年、年に二回。通算60回にわたる渡航歴は伊達じゃない。
そして展示も一介の商業施設のイベントを超えて綱島全体がサバンナに。
ジャンボジャンボの大騒ぎです。
サバンナしかもいわゆるひたすら決定的瞬間を狙うだけの動物写真とは一線を画して、お医者さんならではの視点からなのでしょうか、生命が循環する意味や理由、その大きな連鎖の輪の中に我々人間はどういう立ち居位置を見出せばいいのか。そう言った思いが込められているのです。
井上冬彦 お店に一冊置かせていただいた写真集、マイシャと精霊の木はまさにそのエッセンスを濃縮した作品だと思います。
サバンナに古くから聳える大樹と少年の対話の中から我々が学ぶ事は実に多い。サバンナに無駄な命など存在しない。
あらゆる命がまた別の命を育み、その肉体に宿り共に生きて行く。
写真のクオリティだけでなく、読み物としても心に響くオススメの一冊です!

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