2001年に訪れた時は全くスルーしてしまっていたメキシコのイカした、そして若干イカれた建造物や壁画。
奇想天外な様に見えて実は計算されつくされいる(らしい)その構造と色彩。
大胆にして緻密。今回の旅ではそういった太陽に祝福された感性の結晶、メキシカンアーキテクチャーをわずかではありますが巡ってきました。mexicobuild002一発目ははシティ中心部のやや南。メキシコ国立自治大学。驚きの創立1551年。
そんな由緒ある大学に私の様な者が入学してよろしいのでしょうか。恐れ多い気分でこっそり忍び込んだわけですが、、心配ご無用学生達はもうなんだか皆さんイキイキ、いちゃいちゃ。怪しい東洋人の侵入など意に介しているヒマなどないんですばかりに青春を謳歌していらっしゃいました。
当時デスメタル部だった自分としてはうらやましいぜアミーゴ。。と言わざるをえません。
さて壁画。
mexicobuild008ムーイグランデ!!

mexicobuild001.jpg大好きな2.5次元系。丸みを帯びた質感がたまりません。
しかし学校自体が世界遺産だったりノーベル賞受賞者は輩出しまくっていたりとこれからのメキシコを背負って立つ人材がこの場から巣立っていくと思うとなにやら自分自身もぽやぽやしておられんと気持ちに熱いものが注入された、気がします。

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大学の壁画は偉大な壁画家シケイロスによって描かれたものなのですが、先生の作品をガツンと見るならやはりはずせないのがポリフォルム・シケイロス。
mexicobuild003360度シケイロス!目からは光線放っております!かっこえええ。。。

mexicobuild005壁画と言えば避けて通れないのがディエゴ・リベラ先生。
アラメダ公園の日曜の午後の夢。圧巻でした。
mexicobuild0013こちらはモレーリアの州庁舎。アルフレッド・サセルの世界にずぶずぶと飲みこまれていきます。。
mexicobuild0014ブエノ!!曲線美に鼻血ブー!やってるんだかやってないんだかわからんほどの無人感もまたミステリアスでよろしゅうございました。
一人増えていたのに気付かなかったのかい?夜になると戻るんだよ画の中に。。的な。いやーん。

mexicobuild004重厚で、装飾過多。ウルトラバロックとも呼ばれる教会群からもまた目が離せません。こちらはシティのカテドラル。黄昏に光る十字。

mexicobuild0012こちらはオアハカ。天に枝を伸ばす生命の樹。大好きなモチーフです。ポイの天井にも生えないかしらん。

mexicobuild0011祈りの詠唱が絶えない礼拝堂。アンジェラの祝福を今日も待つ。