北海道は洞爺湖を訪れた旅の話です。
根室、そして神威岬経由でおじいちゃんの家を訪問することに燃えていた我々。
完全燃焼した、その翌日をどうするかは当日布団の中でも未だ決まっていないのでした。
いつになく行き当たりばったりも極まった朝、遠すぎるっしょ。。なんて諦めかけていた函館を急遽訪れることにしたのでした。
ドタバタしつつも五稜郭や縄文遺跡訪問と夢叶ったのですが、その帰路に立ち寄った八雲町、木彫り熊資料館の様子を少しだけ。

撮影禁止の場所も多く、特に作家さんの作品の写真を撮れず、素晴らしさを伝えきれないのが悔しいですが、皆さんの家にもよくよく目を凝らすと一匹。お店にも二、三匹潜んでいる木彫りのクマ、発祥の地と言われるのがここ八雲町なのです。静かな役所の二階にひっそりと、そしてどっさりと木彫りのクマが並ぶ姿は圧巻。
元々は荒々しい鮭を咥えて荒ぶる姿ではなく、スイスから取り入れた童のように戯れる愛くるしい姿が始まりだそうです。
可愛らしい玩具からいかに今の野生を取り戻したのか。アイヌ文化とはどこで交わったのか。面彫りか、あるいは毛彫りか。そして、いかにこのムーブメントは起こり、廃れ、今また注目されているのかなど、興味深い展示でありました。

僕の推しは腹筋クマです。

八雲町を堪能しいよいよ新千歳に向かうその時、ピロリンと連絡。
北海道からお店によく遊びにきてくれていたやよちゃんという友人から連絡が来て道東にいるなら遊びに来たらいいさと嬉しいお誘い。

しかし、函館から新千歳。グーグルマップが示す時間よりも北の大地は大きく感じ、進めども進めども風景は大地から大地に変わるのみの北海道。気ばかり焦り、手に汗握りながらも安全運転で西へ西へ向かいます。

そして。。ようやく到着!緑色のとんがった家だよーと聞いていたやよちゃんの家は想像以上に緑でとんがっていました。
初めてお会いする旦那さんのやすさん、やよちゃんから何度も強烈だよ笑と聞いていましたが、こちらもまた想像以上に強烈で最高な人でした。

家を拡張し工房にし、随時改造を施しながら家具を作っていくというフロンティアスピリット。
鹿乃舎木工という屋号で活躍されているそうです。ちなみにやよちゃんは赤ちゃんが生まれたばかりで、今少しお休みをしているそうなのだけれども御菓鹿乃舎という屋号でパンやお菓子を販売しているそうです。
場所は洞爺湖町と伊達町の間の有珠町という場所です。北海道を訪れる際はぜひ。

数十分の滞在となってしまいましたが、自分の居場所は自分で作っていくという気概。また数年滞在したモロッコで夢中になったグナワの音楽の話。そして手作りのウクレレで奏でてくれた歌。絶えない笑顔。新生児の寝息。
全てが優しく、輝いているように感じました。
優しい時間にありがとう。早速また訪問したいです!

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