蜂天国へ行ってきました。嘘みたいな話ですが偶然前を通りまして。
もちろんお噂は知っていたのですがそういえばこの辺に蜂の天国があるんよみたいな話したら左前に看板が見え、誘われるかのようにしっぽり駐車場に入っておりました。天国というのは行こうとして行ける場所ではなく、誘われるものなのでしょうか。ありがたや。
蜂の巣の展示がある、ハチミツ売ってる、それくらいの知識だったのですがエントランスにはギネス認定などなかなか気合の入ったご挨拶。ちっぽけな勇気を握りしめいざ入国。

まずはショップからスタート。ちょいちょい目につく奇妙なオブジェはあるもののまだ大丈夫。到着が割と夕方だったためか、一度消した館内の照明を再度点けていただき奥への扉へ進むのでした。。

ここからはもうひたすら蜂の巣だらけです。趣旨を理解していなかったのですが身の回りにのものになんらかの仕掛けで蜂に巣を作らせる芸術ということだと思います。
序盤から福を呼んでくれそうなオールスターが勢揃い。

そして館長さんでしょうか。ハチは悪者にあらず。
なるほどと唸らざるを得ないポートレート。

健気に己の役割を全うする姿を天使としてみれるなら、なるほど、ここは蜂天国。
万物が寄生され尽くしたディストピアと見るよりは建設的な視座ですな。

この辺りからは超大型巨人のような作品が現れ出します。
まずは雷門。使徒のような威厳と不吉さを併せ持つメークイン型オブジェ。

毎年一つのお題を決めて愛好家の皆さんと協力して作品を作り上げていかれるようです。こちらは新幹線ですね。富士山、スペースシャトルと続きます。

気がつけば天国も一周してエントランス。流れる艦長の映像を見るとなんだかホッとしたような気持ちになってしまいました。蜂から人間界に輪廻転生したような気持ち。

しかしすごい空間でした。それがどんな表現方法であれ、見る側の常識を大きく超えてくる時に込み上げてくる気持ち、それは感動と呼ぶのではないでしょうか。
自分は込み上げました。

下界には花が咲き乱れ、僕はまだもう少し人間であり続けたいと思いました。

蛇足ですが蜂天国の近くにある布引観音温泉がとてもよかったです。人間讃歌。あわせて是非。

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