その昔の話ですが、子供の頃に図鑑で見た世界の不思議をこの目で見ることを目標に掲げ世界一周の旅をしていました。ピラミッド、マチュピチュ、兵馬俑にタージマハル。興奮から興奮へ旅を続け、結果世界一周。
そんな夢のような時間でしたが、どうしても予算の都合で諦めた場所がありました。それが南米チリから飛べる南極、そして南海の孤島イースター島。すなわちモアイです。

大人になるにつれてあんなもんただの石の顔じゃ、なんて心の中で折り合いをつけて日常に帰っていくわけですが、やはり心のどこかでたまにモアイが語りかけてくるのです。俺は待っているぜってね。。

最後の件はうそですが、北海道に行ったらぜひチェックしたかった真駒内滝野霊園さんの北のモアイ。イースターのそれとほぼ同サイズの石人がずらっと霊園への入り口を守護してくださっているのです。
足元にはチベットのマニ車が標準装備。あくまでも霊場です。
しかしその爪は思いの外鋭利。本物のモアイ指先をチェックしたことはないですが、オリジンをご存知の方にはぜひその差異を教えていただきたい。

アケメネス朝ペルシアからも応援が。ダレイオス一世からの粋な計らいです。

しかしこの霊園を世に知らしめているのはモアイだけじゃないんです。その名も頭大仏。シーズンには満開のラベンダーが咲き、そこからひょっこり頭が出るというファンキーな使用。設計はまさかの安藤忠雄氏!

なるほど、確かにどこか渋谷駅、東横線乗りばを思わせるコンクリ感満載の異色の大仏殿。クール。しかしなぜ。
そしてこちらが御本尊。尊いです。
不覚にも御朱印帳を忘れてしまったため押すことができませんでしたが、セルフの御朱印、そして絵馬も用意されておりました。
ちなみに敷地内には観葉植物屋さんもあり、もはや聖地としての領域をクロスオーバーして攻めてくる勢い。私、嫌いではないです。
極め付けはおもむろにストーンヘンジ。これも訪れたことのない聖地だったので、死ぬまでに訪問できなかった時は臨終の際、この時のジェネリック聖地を思い出し天国へ向かうことにしましょう。

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