こんにちはスタッフ西川です。
先日お休みをいただきまして、奈良に行ってきました。
色々興味深い神社仏閣、そしてカフェを巡ってきましたが、個人的に一番印象深かったのは法隆寺のお隣さん、中宮寺の観音様でした。
以前に訪れた京都の広隆寺、そこで見た弥勒菩薩さまの静かな微笑みが忘れられず、それから様々な仏像、特に優しいお顔の観音様にすごく惹かれていきました。
お店にも置いてある図鑑「仏像」を読んで色々予習する日々。
そこで一番気になっていた仏像がこの中宮寺の観音様です。
なんといっても頭に結われた2つにお団子!
首元に流れるように落ち、くるっとワラビのようにまいた髪型がなんとも可愛らしいです。
優雅に口元に手が置かれ、思考深く静かな佇まいは、私には微笑んでるようにもみえます。
聖徳太子が母をイメージして作ったといわれている如意輪観音。
この漆黒の色になったのは長い年月をかけてこの色になったそうです。
細部に顔料の色が残っており、もともとは今と全く別のきらびやかな色彩で覆われていたと聞きました。
今はもう存在しませんが、胸飾りや装飾もされ、さぞ豪華な佇まいだったお姿なのではなかったのでしょうか。
それが時間をかけ朽ち、お香に燻されていまの色になったそうです。
何百年の時間を超えていまここにあるものに感動します。
やさしいライトに照らされた微笑みの如意輪観音は美しくしなやかでした〜。
見れてよかったです。
奈良に行かれた際はぜひ足を運んでみてくださいね。