奈良でずっと気になっていた元興寺。
元興寺といえばガゴゼ。かつて境内に現れ悪さをした鬼、ゆかりの地ですね。
境内にちょいちょい存在する鬼が愛らしいですが道場法師に退治される寓話は結構えげつない。
鬼と一言で言っても、いろいろな鬼がいることを最近読む本で学びます。
神様としての鬼、朝廷に従わないまつろわぬ人々、人でなし鬼畜のような意味、そして誰もの中にいる忿怒や嫉妬、などなど。大陸だと幽霊的な存在みたいですね。
方相氏や追儺とはどう言ったものだったのかを知ることが、祓う事、そして異物は排除するべきと言う感覚が我々の中に、どのように生まれてきたかを知るきっかけになればいいなと思います。