小ネタですが最近興味を持って色々調査している事柄に庚申待ちという文化があります。
ご年配の方はご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
陰陽五行、いわゆる水金火木土にそれぞれ二つで十干。これに十二支。それぞれ掛け合わせて60通りの組み合わせでその日や年の個性を決めるといった風水などと同じ流れを持つ教えだそうです。
甲子園とか還暦なんて言葉もこの辺りの文化から名がつけられているそうです。意外と身近。ちなみに2021年は辛丑だそうです。

ざっくり言うと、この中で庚申の組み合わせの日の夜、体の中に潜むとされている三尸という虫が神様にその人間のしてきた功罪を報告し寿命を決めるという言い伝えがあり、それを防ぐために夜通し起きて集まり講、いわゆる飲み会をするみたいな文化だそうです。
長くなりましたが、その守り神でありシンボルがこの写真の青面金剛、あるいは猿田彦と呼ばれる神様になるそうです。
色々訳があってこの文化にずっと興味があって色々調べたりしていたのですが、意外とお地蔵さん的な感覚で家やお店の周りにも存在していることがわかり、先日小さな旅をしてまいりました。
港北区、都筑区、緑区。車で2、30分のエリアの路地。
なかなか遠くに出かけるのが難しい今日この頃、それはわずかな痕跡ですが、日常と薄皮一枚隔てたような世界との接点であるように感じとても愛おしいものに僕は感じました。
とは言えビジュアルはなかなかいかつく、足で邪気を踏み、多数生える腕には武器やショケラと呼ばれる女性。これにいわゆる三猿や鶏、月や太陽が合わさるパターンが多いのですが割と作り方には決められたフォーマットがないようで、コロ助みたいな可愛らしいのから怖っ、と思わず独り言を漏らしてもらうようなものまで千差万別。

意外と身近に存在するこの石の神。
これはヤバいってのいたらぜひこっそり店長に教えてあげてください。。
個人的には今埼玉が気になっています。
車で二時間ほど、石仏を拝んで静かに帰宅する休日。。枯れ切りすぎて我が事ながら心配になります。。

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