キソコマに登ってみよう

On 2011年6月14日 by pointweather

山がキてます。
きっかけは昨年の木曽駒ヶ岳でした。
頂上からの脱下界感は味わいたいものの、元より人並以下の体力保持。
無理をすると笑顔が消えるのは富士登山で学習済み。
というわけでアンチ疲労をスローガンにふわっとロープウェイで登れる山をピックアップ。
そこから一番俗世離れしてそうな写真の山、木曽駒ヶ岳、通称キソコマをチョイスしたのですがアタックする仲間のは自分を筆頭にビギナー3人。
そして当日ロープウェイ乗り場の空は灰。
お手軽に達成感を得ようとした魂が災いを招いたのでしょうか。否、そんなはずはない。
安心めされい、山の天気は変わりやすいぞいなんて言い合いながらも心中穏やかではないです。
そして山上はある意味下界とは異なる天候。常軌を逸した濃霧と突風の洗礼を受け我々の心はあっさりぽっきり折れました。
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五里霧中。我々は白濁した空気の中を漂います。
本来なら氷河の浸食によって作り出された絶景、千畳敷カールが目前に広がっているはずなのですが‥。
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とはいえ上と前が見えないなら足元を見るべし。
花の百名山にもランクインしているキソコマ。素人目にも珍しい高山植物が愛らしいじゃないですか。ふっさふさのチングルマが冷え切った我々の心に温もりを与えてくれます。
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風が強いと霧って晴れるものだと思っていました。
多分カフェラテを一生懸命混ぜても水、牛乳分離しないような塩梅なのでしょうか。
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ここは勇気ある撤退。下山して森の中を散歩。
モノトーンの深い森。色と音のない世界を進んでいくのです。
霧、影、霧、影。ヒタヒタとリズミカルに音を立てる自分の足音と虫の声。
霧の中のハリネズミのような心地よい緊張感と静けさ。
ロシアと清里。時や距離すらあいまいになる霧の森。
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なぜだか宇宙好きが多かったメンバーということもあり帰り道にあった野辺山天文台を訪問。
口径45mミリ波電波望遠鏡の存在感が我々を21世紀の日本に連れ戻してくれました。
宇宙知識を高めた後はお決まりの温泉で〆。
楽しかった一日でしたがやはり登頂感だけが足りないのです。

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