先日訪れた佐渡。ハイライトが幾度となく訪れる、限定された空間の島時間とは思えない濃密な旅だったのですが、始まりの昂りは佐渡汽船。
いきなり島に着く前から興奮してしまいました。
往路、復路ともにゆっくり横になれるから眠って移動時間を消化するか、なんて思っていたのですがほとんど休む間もなく船に、海に興奮しっぱなしでした。
緩やかな空気の中のきめ細やかなサービス。島民の方の普段使いとしての在り方と、旅人を水平線の彼方に連れて行く旅としての演出と、本当にその二つが絶妙のバランスで素晴らしく感じました。喫茶店メニューに最近興味津々。
ノスタルジアっす。
沖縄、長崎とぼちぼち船旅はしているのですがこの規模の船は久しぶり。礼文、あるいはバルト海以来かもしれません。
佐渡は東京23区より広いよ新聞。
佐渡汽船のスタッフの方による肩の力が抜けたフリーペーパー。
充実の温泉情報と挑発的なネーミング。僕は大好きです。



新潟港での思い出は海藻がもさっとのったおそばのみですが好印象。何より光が綺麗。青が綺麗。
これより乗船。
店長から船長へ。うかれてますね。
海を見たり船内ぐるぐる巡ったりしているうちにあっという間に佐渡到着。
船内放送がとても面白く、僕が乗った日が焼肉の日かなにかでタレについてのウンチクを語り出しておりました。たまりません。

トキ!
島の時間は流れず、循環するという話を聞いたことがあります。円を描く道、絶えることのない波、ほとんど同じだけど、少しだけ何かが違う。そんな印象を僕は島を訪れるたびに感じます。


そして帰路。往路と対照的な表情を見せてくれた最終便の海。


船跡、波跡、航跡波、そして澪。
海上の轍に魅入られる。一度として波が生まれない海上の一本道を見ているうちに夕は夜になっていました。




日が暮れ切った後の海は凄い。
空と海の境は完全になくなり、直視できないほどに黒い空間を並走する鳥を見ました。
なぜ海を越えるのか。船からはぐれたらさすがに危なくないのか。
時に船の縁で羽を休めるのか。そもそもこの船がどこに向かっているのか知っているのか。
海には不思議がたくさんあります。そして世界の7割が海だと皆言います。すごい。

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