地域復興プロジェクトの中でモニターとしてやんばる訪問し、色々と話を聞かせてもらい再確認したのですが、東村にとって様々な事柄を考える時、常に視野に入れておくべきは観光の先、高齢化進む集落に移住してくる若い世代の誘致です。
住んでみたら素敵だろうなー、でも。
そうなんです、でもなんです。多くの方は興味があっても、仕事のこと、利便性のこと、文化の違いのことなどが気になってなかなか飛び込むことはできないと思います。僕もまた然り。
ただ一部の人たちはそんなもじもじを軽々と飛び越えて行きます。何人か僕の仲良くしてもらっている人々の中にも軽やかに翼を羽ばたかせ、そしてどっしりと沖縄に根をはる仲間がいます。
今回はそんな中から以前に中華街で働いていた時にお世話になった二人を訪ね、移住とはなんぞやと問うてみることに相成りました。
最初に訪れたのは今帰仁。かの美ら海水族館で名を知らしめた沖縄北部の出世頭（？）です。
けれども、今回お世話になるアミーゴ、というか先輩のテツさんの家は海とは対極の山の奥。見晴らしの気持ちの良い高台の上に屋号、南の山の家、cotenchiはありました。
元々大工仕事にただ事ではないスキルを発揮していたテツさん。しばらくご無沙汰しているうちにその才能は昇華し、完全な職人として生きていました。
おそらくガレージだったであろうは空間はすっかりかっちょいい作業場に姿を変えていました。
よく見るとブランコついてるしやりたい放題です笑。
一階は住居、二階は貸切ゲストハウスとして使うことができるそうです。こんなお洒落な手作り空間を独り占めできるなんて！
これから浴室作ろうかなって思ってるんすよと語るテツさん。お風呂ではなく部屋ごと浴室ですか。すごい笑。
作業場を作り、バルコニーを作り、浴室。ゆっくり、気ままに改築という名の成長を続ける家のあり方が実に興味深くかっこいいです！
ちょうど遊びに来ていたご近所さん。こちらもまた移住してきた旅人一家。初めてお会いするのに、溶け合う様になじむ。
セガレくんともお初の対面だったのですが、土地の影響か、深海生物にどハマりしているとのこと。
この日のスケッチもリュウグウノツカイ、メンダコ、そしてチューブワームとマニアックなチョイス。恐れ入りました。
壁中に張り巡らされた海底へのオマージュ。甥っ子ちゃんが鉄道にハマるが如く。
嗚呼、素晴らしきかな海底賛歌。
自由で個性的なボヘミアンな移住生活。こんなにもイキイキ暮らしているとは。
ちょっと意地悪に、暮らしていて不便なとことか、実は結構辛いんだよね、なんてこと会ったら教えて下さいよと聞くのですが、うーん、特にないっすねー笑。とのこと。
家の前で焚き火をして音楽を奏でる一家。水を得た魚の如し。
ホームページも作成中のようです。
沖縄を訪ねる時、特に家族連れの方にオススメです！
しかし、本当に有意義で嬉しい訪問となりました。
道中に現れたマダガスカルのバオバブの様な松。
これまた昔から知ってる奥さんのモカさん。お父さんが今帰仁でパン屋さんを営んでいらっしゃるとのことなのでこちらもチェックしてきました。
もう町並み、というか集落の路地からしてヤバいです。
お店の名前はcoo。どでかい大木に寄り添うようにそのお店はありました。
あいにく店長さんは不在でしたが、美味しいパンと置かれている書籍の数々に大興奮！
サーフ&トラベル。
本棚にはこの本っ！と唸るセレクトで満ちております。
ガラス越しの緑。内装はテツさんと店長さんで行ったとのこと。
ゆっくり、自由に、そして楽しみながら空間を作り上げていったことがひしひしと伝わってきます。
記念撮影。
仕事として内装工事などを承ることもできるそうなので、ご興味ある方は是非！
あわよくば僕も水族館を。。なんて思っていたのですが全く時間が足りませんでした。再訪を誓い今帰仁を後にして、東村へ戻ります。