FUJI TEXTILE WEEKの続きの写真をもう少しだけ。
旧文化服装学院へ。こちらは最初エントランス素通りしてしまい戻ってくるほどにいい感じに朽ち果てている廃墟ビル。そこに差し込む光はなんだかとても印象的。
一度役割を終えた建物が刹那の間とはいえ輝きを取り戻す。自分もいつかこういった建物で展示やカフェをしてみたいと思う次第でございます。
作品は津野青嵐さんのねんねんさいさい。
臥床生活になった祖母に捧げた作品。牡丹の花をイメージして作られたそうです。美しい。

ユ・ソラさんの作品。
情報に糸が生えているのではなく糸が情報そのもの。白い布と黒い糸に深い隠喩や意味が込められているようですがのですが、まずはファミマのレシートや酪農牛乳にニヤりと。

それにしても暖かい冬の日。
台湾のカップルがでカメラをタイマーで設置し富士山が綺麗に見える場所まで走っていちゃこらという行為を繰り返していたのでお手伝いをさせてもらったり、良いお日柄、良い富士が揃うと人間も良い関係が生まれるなと思う次第。

少し離れた場所にある会場のFUJIHIMURO。人口に対する飲み屋の数が日本一だと言われていた歓楽街「西裏」への供給を担っていた大きな倉庫がギャラリーになっていて雰囲気が素敵。ここでは詩の展示が印象深かったです。

FUJI TEXTILE WEEK 2023は一旦ここまで。少し迷ったのですが同時期に開催されている山梨国際芸術祭に向かいました。
会場は清春芸術村。前回訪れたのはもういつだったか。メリーゴーランドとか周り出しそうな独特のフォルムの建築がかっこいいですね。
会場は他にもキースヘリング美術館などいくつかあったのですが、僕はここ清春芸術村となぜか作品が置いていないにも関わらず会場として名を連ねている古神道本宮 身曾岐神社にお邪魔させてもらいました。

会場の芸術村の雰囲気は抜群なのですが、映像作品なぜか映っていなかったり、フォッサマグナの地層の分断と社会の分断、この二つの事柄を作品がどのように結びつけ考えさせてくれるのかといったところはちょっとよくわからなかったというのが正直なところです。
それでも会場自体の魅力がとても大きいことには変わりなく、特に光の美術館、ルオー礼拝堂、茶室徹などは一見の価値ありだと思います!

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