こんにちはスタッフ柚希です。
最近は体調が悪く、ゆっくりさせてもらう日々です。
短縮営業となってしまいお客様にもご迷惑をおかけしております。
もう少々お時間いただきますが、忙しい日々には考えることのできなかった、今できることは何だろうという思いについてよく考えるようになりました。
そんな中、ふと過去の旅も振り返り、心に響いた場所などをご紹介できたらと思います。

昨年、生まれて初めて滋賀をお訪れた時のことです。
風情ある街並みを残す近江八幡の中にあるNOMAボーダレスミュージアムに行ってきました。
昭和初期の町屋を改装した作りで、落ち着きある和の空間。圧倒されました。。

ここでは、障がい者のある方の作品を中心に、そうでない方の作品も関係なく展示されています。
様々な表現があり、見たことないような絵に出会うことができました。
今回、その中でやっていた展示は「絵になる風景」展をやっておりました。
いくつか作品をご紹介したいと思います。

畑中亜末さんの作品は、夜中にベランダのガーデンランプが自動点灯したことがきっかけで「光るもの」に強い関心を抱くようになったそうです。
白熱電球、街灯、照明器具、稲光やスーパームーンといった自然現象に至るまで光るものならなんでも絵にしていったと書かれてました。
クレヨンで力強く厚塗りで描かれたぽってりとした作品は、強弱濃淡、多様な光の個性を伝えてくれるように感じました。

福田絵理さんの作品は、ぼんやりと窓の外に光があり柔らかな不思議な気持ちにさせる絵です。真夜中の静けさを描いているよう。

今回、この展示のポスターを街中で見かけて惹かれての訪問でした。
なんとも不思議な植物と人間。この絵はキラキラペンで描かれていています。
独創的でちょっと可愛らしい。こちらの作家、古谷秀男さんは60歳から描き始め、日本とブラジルで過ごした体験を基に空想の世界を描いているそう。今は障害者支援施設、〈大和高原太陽の家〉の家で描いているそうです。お会いしてみたいです。

そのほかにもモン族の刺繍が自然と飾られていて、風景絵も並び見応えのある展示でした。

こういった絵を見ると、未だ訪れたことのない、もしかするとこの世界には存在しない景色を旅できているような気持ちになることがあります。
今のように、どこにも行けない時に本を開いたり絵を見たりするのは、いつか体験する時の準備をしてるようで好きなんです。
早く出かけたいです。笑

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