訪れてそのままとなってしまった展示や芸術祭の鑑賞。
いちいち報告する必要はもちろんないのですが、せっかくなので忘備録としてどしどしっと写真だけでもと思いました。

直近から遡っていくと、思い立ったが吉日と奮起して夜中に急に西に車を走らせた愛知国際芸術祭。
ベネッセあたりが関わっているポップな芸術祭と違い割とガッツリ現代美術といった展示が多く、自分は毎回足繁く通っております。横浜の芸術祭の兄貴分みたいな勝手な印象。
今回は名古屋だけでなく一宮、常滑、有松と愛知県の広域に4つの地域が会場となっているため全部は見切れない、ならば優先順位はどこからだと頭を悩ませながらの訪問となりました。

自分的にパッと思い出す印象深かった作品をいくつか。
名古屋では、全く知らなかった問題について考えるきっかけをくれたホダー・アフシャール
読み解けない作品が続き意気消沈していた自分に寄り添うように近づき笑顔を取り戻してくれたロバート・ブリア
世界中の人が同じ月を見ていると写真の力で語る渡辺篤
メアリー・ダパラニー、百瀬文、リタ・ポンセ・デ・レオン、そして妖怪の猩猩などなど。
一宮では絡まる赤い糸で有名な塩田千春、
そして個人的に一番やばかったのが使われなくなった広大なスケートリンクで流れるアンネ・イムホフの映像作品
虚実が入り混じる怪しい空間で踊り狂う美男美女がわけわからないけど圧巻でした。。

常滑や有松には時間の関係で訪れることができなかったので機会があれば是非続きを堪能したいなと思っています!

分速1cmくらいの速度で動いているオブジェ

自分で詩を作り奏でる木琴。宇宙ですよって言霊。

時間に関係する作品なのですがテープレコーダーから流れ続ける音にトランス待ったなし。

写真の展示方法に限界はないと。

サロメをAIと歌い上げる映像作品。あんま好きな感じじゃないかなと思っていたのだけど見入ってしまいました。

アフリカやオーストラリアなどいわゆる先住民族の人の作品の数が多かった印象。この作品はタコノキの繊維を編み上げているとのこと。かっこいい。

数週間だったか数ヶ月だったか。森の木に手をかざし続ける映像作品。。。

世界中の人が撮影した月。シンプルだけで詩的で素敵ですね

回廊を静かに練り歩く妖怪猩猩。ダッシュで追いかけました。

嬉しいことに中に入れてもらいました。素晴らしい。
一般的には猿の妖怪とされているそうです。オランウータンなどの和名。能の演目にもなっています。
名古屋では子供たちを追いかけ尻を叩こうとするらしいです。叩かれた子供は夏、病気にかからないとか。

ここから一宮。看護専門学校の中にはたくさん作品がありましたが正直自分はあまり刺さらなかったです。唯一やばかったのがアボリジニのおばちゃんケイリーン・ウイスキーさんがコスプレしながら歌って踊る映像作品。
いや、すごいけど。。。

こちらが問題のアンネイムホフさんのスケートリンク。
昔よくわからんけどなんか刺さったマシューバーニーやデビッドリンチを思い出すようなダークな雰囲気。誰かセンスと読解力に溢れる方に映像の趣旨と概要を教えてもらいたい。

深い意味や解釈のレイヤーと同時に初見でおお!って惹きつけられるビジュアルのインパクト。この二つが溶け合う場や瞬間に出会いたいといつも切に願っています。

大ファンのバリーマッギーも。Tシャツ何枚も持っています。

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