二日目の京都。ざっくり月曜日が休みだった展示会場を巡っていくプランだったのですが、毎回自分のお気に入りの会場、両足院さんの展示は法事か何かで今日もお休みとのことでした。無念。
早朝は釘抜き地蔵、貴船神社、そして予約して普段非公開という九相図を見せていただいたり、おしゃれで洗練された京の町や写真展からは少し離れて、ドロドロした平安時代から続く京の都の姿を少しだけ垣間見たりしておりました。こちらもまたいつかご報告できればと思います。。

そんなわけで最初の訪問は友人も勧めてくれた榮榮&映里の即非京都。
琵琶湖疏水記念館という今回のkyotographieの中でもかなり特殊な場所を余すことなく使い切った本当にすごい展示でした。
特に圧巻だったのはドラム工場内のインスタレーション。
糸とプロジェクターの映像。京都の地下に静かに眠るという地下水の海。映像も静かにこんこんと溢れて流れ出すようでした。


途中kyotographieとは関係ないのですが、以前より気になっていたとてつもなく渋い本屋さんBooks Herringさんに立ち寄らせてもらいました。知の宮殿が異世界転生してきたかのような佇まいに息を飲みます。。
棚はたわみ、床は陥没し、それでも京都の人は書を愛する。素敵ですね。
ちょっとやそっとのインスタレーションは裸足で逃げ出すくらいの空間美でした。


この後実は一人宇治の方に写真を撮りに行ったりしていたのですが、再び北上。
サテライト企画のブックの販売や小さな展示がいくつもビルの中で繰り広げられていたKG+square。
アジアにおける写真集の動向という展示が自分の中では印象的でした。中でも台湾の作家、李岳凌さんの作品が刺さりました。衝動買いじゃ!
もう一点、窓から見える京都タワーがなぜだかとても愛おしく見えたのは流石に二日間走り回って疲労が臨界点に近づいているからなのでしょうか。。

二日間の滞在で最後に訪れたのはアーウィンオラフ。
後々まで歴史に残る感染症の傷跡を写真家はどのように後の世へ紡いでいくのか。
圧巻のスケールと迫力の作品、そして京都文化博物館の重厚な会場。見れてよかった。
その後夜行バスで関東へ。
初めて導入したおしりふかふかマットみたいなのが活躍してくれてふかふかした気持ちで東へ帰ることができました。次回は伏見あたりを深く巡りたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください