自身もカフェのくせに人様のお店のことをあれこれ言うのは極力控えているのですが、小さいけれど、長年の夢が一つ叶ったの叶ったので少しご報告を。
場所は北海道富良野。
独特の、丘が続く景色の中、エゾアムプリン製造所の小さな看板を見つけた時から恥ずかしいくらい胸が高鳴りました。
細い脇道に入り坂を何度か登っては下りて。そして目を凝らすと目的のプリン小屋はぽつんと丘の上に佇んでらっしゃいました。
噂には聞いていたのですが、周りには本当に何もない丘の上。
見つかったか。という小さな声が聞こえてきそうな、それは本当にいい意味でミノムシのお家のようでした。
こ、これは。想像以上。
唯一無二のイノセントな感性で構築されるウェブサイトを見て以来ずっとアムプリンさんの店主、アムちゃんさんのファンなのですが、やはり実物はすごい。感極まります。

お店が営業時間外になっていたのは知っていたのですがせめてその姿を見たくはるばるやってきてしまいました。月並みな感想ですが妖精ってのがいて家を作るならやはりこういった家になるのではないでしょうか。

何もないけど、最高の居心地だった丘に自分たちで小屋を建て納得できるプリンを作り続ける。奇を衒うわけでもなく、自身の歩調で今も歩み続ける。
それがどれだけ魅力的で、簡単ではないということが少しはわかる立場として本当に敬意を感じます。詳しい事はアムプリンさんのウェブサイトで。これが超すごいんです。


いつしか日はがっつり沈んでしまいました。残念ながらプリンを食べることはできなかったので、配送をお願いすることにしました。


そして先日。ついに。。!


可愛らしい梱包に雪景色の中のプリン小屋のカードが。


ぺかー!満月のような輝き!


そのお店のあり方、大げさに言うと哲学が詰まったような優しい風味。
大変おいしゅうございました。
長いことお店をやっていると、自分が様々な経験を経て変化していくのと合わせてお店のありようが変わっていくと思います。それはもちろん大切なことなのですが、地に足がついていないのにこうした方が受けるからと言う理由であれこれ変える事は必ずしも是ではないと言うことについて改めて考える、そんなプリン体験でした!

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