札幌から一直線。
足を手に入れた事で、本当は気になりつつもまぁ行ってもいいかもね、なんて興味無いふりしていた住友奔別炭鉱立坑櫓に急行です。
 
土地勘のない大地、そして炭鉱跡というなんとも道を聞きにくい目的地で辿り着けるのか若干はらはらしましたが、巨大な立坑櫓は逃げも隠れもせず、むしろその役割を終えた姿を誇るように静かに鎮座していました。

風の音しかしない土地で咲く野の草が妙に気になりました。
時代の流れや世の中の需要など関係なく、険しい土壌やコンクリートの裂け目に根を張り、花を咲かせ、種を落とす。
その姿はなんだか廃墟と化した炭鉱を、色々な意味で包み込むようで、たくましくもあり、そして我々が暮らす世界の向こう側を垣間見た気がして、少しだけ恐ろしく感じました。

黒いダイヤで満ちていた時代もあったのか。

 

御近所さんももっさり。ただごとじゃないツタっぷり住居に胸が高鳴ります。

 ここから一路北へ。
日が沈む前に辿り着けるのか稚内。

 
 

 

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