let there be light

On 2018年9月18日 by pointweather

少し前になりますが吉祥寺で開催されていた山西崇文さんの写真の展示に行ってきました。
電子書籍、その名もとろとろトロピカルの発売に合わせたパプアの写真の展示。
正直タイトルから想像したのは憂いの無い、南国パイナップルのようなハッピーライフ。
しかしそこに展示されていた作品は、そんな能天気な予想とは違う、なんというか少し印象を決定付けるには余白があるような、モノクローム中心の楽園。そして信仰。

トロブリアンド諸島キリウィナ島。
初めて聞く名の島に広がる輝かしい聖書の教えと密林の夜のような風習。
新しい神を信じる姿は美しい、けれども同時にその後にやってくるであろう経済の姿をどこか感じてしまいました。

『クラ交易』『呪い』『母系社会』こう言った伝統が一瞬でバチカンの威光に塗り変わってしまうものなのか、あるいは想像もしなかったような何かがまた新たに生まれるのか。それは僕にはわかりませんが、多様性のある世界にどうしようもないくらい心惹かれる写真家、あるいは旅人の葛藤がヒシヒシと伝わってきました。

光と闇、楽園と発展。
いわゆる少数民族を珍獣のように見学する旅に嫌気を感じていましたが、変わりゆくかもしれないパプア。旅をしてみたくなりました。

山西さんの写真や文章はお店にも置いてある雑誌atlantis、あるいはtransitなどでも読めます。ぜひ!

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