時間の凪と原罪

On 2017年8月5日 by pointweather

長崎を訪れた時にどうしても立ち寄りたかった場所、片島魚雷発射場。
戦争に備えて軍や財閥が作った魚雷の具合を確かめる施設が風化した場所です。
役割を終えた実験所は草木の温床になり、かつてここで皆が知恵を出し合い、いかに効率よく人が人を殺せるかという熱にうなされていた時代を優しく包み込んでくれています。

風は止まり、時も止まり。しかし欲望と利権をすするために、あるいは弱い自分を肯定するために、誰かに魚雷をぶっ放したいという爛れた気持ちがわいてくることだけは今もなお止まらないのでしょうか。
僕は泳げないし、いや、泳げても自分乗っている船を壊して欲しくないし、壊したいとも思いません。
大村湾に差し込む朝日はガラス細工のよう。
着いてから知ったのですが、映画、ばけもの子の舞台のモデルだったのですね。
いい感じに一本生えております。
蔦とコンクリートの妙
街に一軒はある蔦に絡まれて緑だるまみたいになっている家。ああいう物件に住みたいぞと子供の頃から思っています。
いい感じに屋根だけ崩落したのか。壊さず優しく放置した長崎県に拍手。
無骨な遮断だからこそ奔放に生える草木がより愛おしく思えるのでしょうか。
青い凪に伸びる橋
塔からの視線
これだけのどかな海を見てもなお心の中に黒い火がくすぶるものなのか。
どす黒い気持ちで心が満ちた時、水面に映る自分の顔を見て何か思うことがある時がきっとあったと思います。
上下均等に溶けていく白、時間
ところでこの史跡のすぐ近くに気になりすぎる名店が。
長崎出身のアミーゴからとにかく勧められたお店、それが四次元ぱーらー、あんでるせんさん。
手品ショーを行う喫茶店かと思いきや、そういうトリック云々の話ではなく超能力を見せてくれる喫茶店との差別化。店長さんはいわゆるエスパー、サイキックとのこと。凄すぎます。
能力者故に、僕の訪問が早朝すぎて営業前に到着してしまい入店できないこと、せっかくだからとにやけながら記念撮影すること、そういったことは全て予知済みなんだとか。もう隠し事なんてできやしません。
次回九州を訪れる時は真っ先に訪問しなくては。。

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