先日展示を見に来てくださったお客さんと少し話をさせてもらう時間があったのですが、
66年に旅したブラジルの話がものすごく面白くついつい魂は地球の裏側へ。
自分がまだ生まれる前。オスカー・ニーマイヤーのブラジリアはまだ骨組みの時代。
サンパウロから北へ北へ、コーヒー農園で働きながらの旅路。
地下水をろ過して淹れるカフェ、スコールの中で見たモルフォ蝶。
実は各地で壁画などを描かれている高名な画家の方だったのですがこの時の旅で見たイメージが今でも作品、あるいは人生を形成する要になっているよとのお話でした。
がむしゃらに旅する時代を終え、少し人生の前後を振り返る時間が多い今日この頃。
このタイミングで自分より先輩の旅人、登山家、お店の経営者、こういった方とお話しできる機会が多く、本当に嬉しく、ありがたいです。
いい旅は色あせない財産である、そして歳をとるのも悪くないんじゃないか、そう思える幸せに感謝です。
写真は2001年サルバドール。色あせない12年の月日。
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