作品の素晴らしさはもちろん、こういう風に人生を送りたいなと子供の頃からずっと思う写真家の小松義夫さん。
なんとわざわざ最高な世界の家カレンダーを持ってきてくれました!超嬉しい。

2024年は30年以上続いてきたカレンダー、人間の住居シリーズの最終回。その間50億人だった地球の人間は80億人強と6割増え、世界はその姿をいろいろな意味で変えてきました。
温暖化や歪なグローバル化、本当に我々は進化を続け、将来への見通しは輝きに満ちているのか不安になることも少なくないと思います。それでもよくよく目を凝らしてみると、森の中、砂漠のオアシス、あるいは自分の街のすぐ近くにも人間の美しさや誇り高さ、可能性を日常の中に感じさせる住まいや生活はまだまだ存在しているし作り出していくことができる。そう思える作品だと思います。

それにしても小松さん今でこそ優しい巨樹のような印象ですが、若かりし頃はエジプトで働いたり、スイスで買った車でサハラ砂漠走ったり、パキスタンのヒマラヤの中を旅していたりと色々凄い。
それをただの思い出として終わらせるのではなく、今に至るまで旅を続けていらっしゃることはとてつもないことだなと改めて思う次第。今年もサウジで高速走っていたら正面から車が突っ込んできて焦ったよと。
ちなみに奥様ともそんな旅がきっかけで出会ったとか。ロマンチック。

個人的には1、2月のバヌアツが激推し。樹上の家。
現地にはサイクロンハウスというものがあって、サイクロンがくると皆その家に避難し、屋根が飛ばされないように皆で屋根にぶら下がるというとんでもない物語を聞かせてもらいました。その間自宅の屋根は大丈夫なのでしょうか。。
他にもケララのバックウォーターやイランの地下住居、美しいチェコの村など確実に旅にいきたくなります。僕は表紙の東ティモールに魂を揺さぶられました。
ぜひチェックしてみてください。

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