少し音楽の話を。
昨夜、川崎は千鳥公園で行われていた全感覚祭に遊びに行ってきました。
gezan率いる13月主催のこのイベント。年末も視野に入ってくるこのタイミングに海浜公園でオール、行きこそバスはあるようですが帰りの足は朝まで無い、しかも忙しい週末の土と日の間の夜。
行かない理由は両手じゃ数えきれないほど存在するようにも思えましたが、この先オールで遊びにいくことも本当に難しくなるよね、ていうか行きたいところに行けるタイミングなら行けばいいと極めてシンプルな答えに到達しカレーの仕込みが終わると同時に川崎へ。

皮膚や肉でなく骨まで響く木枯らし、そして乗車率500%くらいの会場までのバス。
そして下車した工業地帯発電所前、お祭りムードは一歳なく無骨なプラントがごうんごうんと唸りながら白煙を吐き出す路上は一周して高揚感をもたらしてくれました。
本当にこの先に何かあるのか、てか何もなくてももう戻れない。やっちまったかと8割思いながらも残りの2割の胸の高鳴りの力強さ。その感じは南インドで夜中山の中の寺院で行われていたテイヤムを見にいく時の感覚と全く同じだなと気づき、なぜか一人ノスタルジー。
思えば2年半世界を旅していた時はこの比率逆だったか。

アーティストの写真をあげることはできないのですが、渋さしらズ、切腹ピストルズ、踊ってばかりの国、鎮座ドープネス、GLANS。それにイマジン盆踊り部、初めて出会うエモ極まったハードコアなバンドの数々。全てが最高。

音楽以外にも以前よりファンだったソノダノアさんの作品を見ることができ、お腹を撫でてもらったり感無量です。
わずかな期間で、低予算。それでも贅肉を削ぎ落とせば、瞬間的でも全力を出し切ればこれだけのことができる。そういったことを感じました。
また偶然にも盆踊り踊ってたら仲良いお客さんとバッタリ遭遇してぶっ飛びました。そんなご縁が宝物になる瞬間っていいですね。

翌日仕事があったり、あまり冷えると体に良くないと当初予定していた0時頃に離脱ですが悔いはなし。
どこまで行けるかよりも、迷った時に悔いのない選択をできるか。音楽フェスだけでなく旅も、あるいはこれからの人生も。

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