ちょうど10年前だったでしょうか。
10月末にメキシコで行われる死者の日、これに参加したいと思いはるばる太平洋を越え旅をしました。

オアハカにパツクアロと巡るのですが、起点になるシティでの宿は知る人ぞ知るペンションアミーゴ。
今はもう絶滅危惧種になってきたのかもしれない、清潔で落ち着ける空間とかプライバシーを尊重とかそういうのとは対になる、基本ドミ。安価、そしてとにかく楽しみたいやつ集まれという濃厚な館でございました。

そこで出会ったユウコさんは前のめりに自由を謳歌する旅人の中にあって、ぱっと見穏やかで清潔感あるお姉さんだったのですが、聞くともう7年ほど旅を続けているとのこと。2、3年で達人、世捨て人なのに、仙境に達しています。。
またその旅の向き合い方がとてもユニークで印象的でした。
曰く、住むにふさわしい、窓から最高の景色が見えるところを探して夫婦で旅を続けていると。それは旅という点と点を結ぶ線の旅ではなく、暮らしながら引っ越しを続ける移動する面のような旅でした。
当時、世界と人と旅の深度と可能性についてとても驚かされたことを鮮明に覚えています。

そして先日。

覚えていますか?と声をかけてもらってびっくり。お久しぶりです。
その後も旅を続け一時帰国。今度は軽自動車で海を越え大陸を西に西に。アフリカの最南端までドライブして今は帰路。欧州はバルカン半島のモンテネグロに車を駐車しての一時帰国だそうです。
昔々、マルコポーロやバスコダガマの話を聞いた人も僕と同じような気持ちになったのではないでしょうか。想像力のキャパシティから溢れ出すような旅。
それでいてユウコさんは今日も変わらずニコニコと、昨日コロッケ半額だったのよくらいのテンションで世界の果ての日常を語ってくれるのです。
いつの間にか旦那さんが本も出していらしゃったみたいです。表紙に並ぶ言霊の重みたるや。
ゆっくり読んでいこうと思います。皆様もぜひ。

僕はまだまだ思い切った旅に出ることはないと思いますが、何か理由をつけて旅してみたかった風景をあきらめていくことはやめていこうと思うのでした。

写真はユウコさんと同じく旅仲間のカズさん。

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