仲良くしてもらっている写真仲間の尾山さんの展示に行ってきました。その名も、ぐるり。
各地を巡回しているこのぐるり。今回の会場はまさかの軽井沢。
はるばるやってまいりましたよ。
しかもいわゆるギャラリーでの開催ではなくロッヂだそうです。ほっちのロッヂ。面白い名前ですね。ロッヂのほっちにあらず。

さて大切な展示の内容は訪問看護を仕事にされている尾山さんが出会った、少し不思議な雰囲気を醸し出すエイスケさんの人生の最後の数年の幸せな日常。そしてエイスケさんが看護日報に書かれた詩とも日記ともまた違う、その日を大切に押し花のように残していく言葉。

素敵なオーラ出てますね。

ほっちのロッヂは地域の診療所であると同時に、訪問看護のステーションや病児保育所の複合施設としてポツンと立っている可愛らしい建築なのです。
そこでこうして展示をする、しかも写真をパパパっと並べるだけでなく建物の様々な場所に宝物を隠すように言葉と写真をちりばめ、配布されたマップを参考に彷徨う展示。
これがなんとも面白い。

例えば階段の下

時には壁の向こう側だったりして。
それにしてもすごい素敵な施設。病院が昔も今も大嫌いな自分は大いに唸りました。。

日常の中で死と向き合うこと。様々なことがぐるりと回ること実感として体験することは辛く悲しいことであるけれども、決して逃れられない運命でもあるのです。
我々はそこから何を学び、また何をぐるりと回転させていくのか。

自分は父親とあまり話をするタイプの子供ではなかったのですが、その時は理解できるタイミングでなかったとしてももっと色々な言葉を残して欲しかったなとふと思いました。
あるいは言葉にならないことがすでにぐるりと回っているのか。

最後におじくじという、少し変わったおみくじのようなものがありました。おみくじからの問いに自分で答えるスタイルの不思議な占い。
結局自分の未来は自分の中に常にあり、心の中と対話し確認することが人生において大切なことなのだということでしょうか。
ちなみにラッキーアイテムはお風呂でした。

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