私事で恐縮ですが、新宿のオリンパスギャラリーさんで12月16日から27日まで写真展を行います!

自身が日々カレーを作っていく中で考える命をいただくと言うこと。
毎日のように大量のお肉を切り分け炒め、煮込んでいく。
自分はそのパッケージされた食材が元々は我々と対等の命と魂を持つ生き物だったと言うことをどれだけ意識し感謝し調理をしているのだろうか。

そんな時にバングラデシュで出会ったイード。
自宅や路上で牛や山羊を自らの手で屠り、その肉を感謝と共に頂くイスラム教の行事。
刀を喉に突き立てるその瞬間まで大切に敬意を持って家畜と接し、流れる紅い血を穢れとして目を背けず、細部までいただく姿は自分にとって衝撃であり、自身が抱える欺瞞や矛盾について改めて考えさせる日々でした。
残酷とは無自覚に、あるいは自身の心を痛ませずにあえて目を背け、何かを搾取し続けることなのかもしれません。

それでも人は、あらゆる命は自身が生きながらえ子孫に系譜をつないでいくために食べ続けなくてはいけません。
死を直視し魂を血肉と共に受け入れることで、共に大きな循環を生きていけるように感じることができたらと思うのでした。

ど年末ですがよかったら遊びにいらしてください!
また展示期間中はお店の方が少し不定期な営業時間になるかと思います。
ご不便をおかけ致しますがどうぞよろしくお願いします。

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