突然ですが富士山に本当に一瞬ですが遊びに行ってきました!

ずっと行ってみたいなと思っていた船津胎内樹型。
富士山の麓にある、いわゆる洞窟と直結している不思議な神社なのです。
かつて富士山が噴火した時の溶岩が大きな樹木を飲み込んで流れ、やがて月日が経ち、その樹木が朽ちた時に鋳型のようにぽっかり穴が開く。
それがこの胎内洞窟となるそうです。
故に木の樹皮の部分がそのまま洞窟の壁面となり、その筒型の空洞を人間の胎内に見立て信仰の対象となったそうです。洞窟に入ってまた出てくる、すなわち生まれ変わり。

入り口にはヘルメットがずらり。しかし今はコロナ禍ということで一人づつしか入れないそうです。
禍中といえば今はこちらの洞窟、土日祝日しか入ることができないようで、そのタイミングで自分がいけるなら台風接近の今!と昨日無理を言っての朝の強行。

出勤前に家から富士山まで行って、そのままお仕事をするというかなり無謀な計画だったのですが、謎の樹海で少し道に迷って、さらに地下水がたまりすぎたという理由でオープンが少し遅れることになってしまい焦る自分。
オープンと同時にロケットスタートで洞窟に飛び込ませていただきました!

中はある程度ライトがついているとはいえやはり暗い暗い。
この空間に一人っきりというのはいささかドキドきします。
それでも目が慣れてくると、するする散策できるのですが、途中母乃胎内という超細い穴を這って進んでいく場所がありまして。そこは確かになかなかの難度。
結構閉所恐怖症な自分、それでも中の部屋まで無事辿り着くとそこには優しいお顔の仏像一つ。
なるほど、確かに居心地もいいような。そして真っ暗なのですがなんとか写真を撮ろうとあれやこれやしているうちに結構時間が経ってきてしまったと思い、他に誰もいなかったとはいえあまりゆっくりもしていられない身。
這いながら来た道を戻るのですが、ふと何かの声のようなものが聞こえてくる気がしたのです。誰もいないはずのこの洞窟で。。。

空耳か。と思いたかったけど確かに聞こえる。神か仏か、あるいは生前の記憶の声か。。なんて思っていたら。大丈夫ですかーと。
受付の女性がなかなか出てこないので心配になって見に来てくれたとのことでした。
ぶっ倒れていつのではないかと心配しましたと。お恥ずかしい。。。

メガネもレンズもがっつり曇って無事脱出。
いや、本当にいい経験となりました。
御朱印だけいただいて、ここからまた一気に御殿場経由で綱島へ。
温泉とかレジャーとか尻目に帰路を急いだのでありました。

それにしてもこの生まれ変わるという発想というか願望、一体いつの時代から、どのような時代から、どういう意味で望まれるようになったのでしょうか。
根源的な欲求なのか、あるいは何かきっかけがあるのか。興味は尽きません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください