先日、休日が被ってずっと困っていた原爆の図丸木美術館にようやく訪問できました。
ここには丸木位里、俊さん夫妻が生涯をかけて書き上げた被曝した広島の惨劇が大きな屏風絵に描かれています。
幽霊から始まる連作は文字通り地獄絵図。もう本当に言葉がないです。
ぜひ訪れて自身の目で見て欲しいと思う場所でした。
https://marukigallery.jp/hiroshimapanels/

企画展の金原さんの展示がまた凄い。
その名も、海の声。
人が消すことのできない火を灯すことでエネルギーを得られるもう一つの原子力とその事故。
不条理への深い悲しみと、やるせなさと、怒りと、そして取り返しのつかない喪失に少しでも寄り添おうとする優しい眼差し。こういったものが渦を巻いて、とんでもない迫力で空間を埋め尽くしています。
作家さんも素敵でかっこよく、そしてキュート。
マジで必見です

被害者であり加害者でもある我々。左右様々な考え方があることに正しいとか間違っているはないと思いますが、何が起きているのか、何が起きてしまったのかをしっかり認知し、その上で自分の五感を研ぎ澄ましよく知り、考えなくてはと改めて思える場でした。

最後に美術館出て左側の風景が何もないんだけど楽園そのものというくらい美しいのでぜひ訪れてみてください。
最高の天気と季節と平和。危うく涙が出るくらい素晴らしいんす。

 

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