昨日3月3日は久しぶりの一日中雨。季節の境界に降る雨のあとに感じるのは、温もりよりも湿度。最近園芸にハマっているからか草々の静かなざわめきや土の中小さな伊吹を肌感覚で感じることができました。
一年の中で春が一番好きです。
そんな春の雨が降るまでの乾燥が今年は凄かったですね。日本海側の大雪が連日ニュースになっていましたが、実感としてピンとこないほど、良くも悪くもいい天気が続いたように思います。
その影響で神奈川県の水源、特に東側の相模川上流の水源はカラカラになってしまっているとの噂を聞くようになりました。特に宮ヶ瀬湖と津久井湖は数年に一度の水域まで水が少なくなっているようで心配ではあるのですが、同時に普段は湖水の中に沈んでいる昔の集落や国道が水面化に上がってきて見ることができるとのこと。
ちょうどその日は自分一人だけ時間があったのでふらりと湖畔を巡ってきました。
神奈川県民でも正直なかなか訪問することは稀なのではないでしょうか。まずは津久井湖。Iが取れている哀愁。
湖水と因果関係があるのかはわかりませんが噴水のような施設も枯渇。
それでも自分のような湖の下をのぞいて見たいモノ好きが全国から集うようで平日のお昼過ぎにもかかわらず駐車場はいい感じに埋まっておりました。
何の下調べもせずに来たせいか、迷いに迷って、ようやく水面の方へ降りれる場所へ辿り着くことができました。
ガードレール。
海岸に雰囲気は似ていますが、それとはまた少し異なる雰囲気。
気になるのはやはり恐竜の化石のような材木の存在。
ただ、これだけの大きさにも関わらず沈殿物には気配がなく、ここはもう向こう側の世界、ただ、垣間見れているに過ぎないのだと肌感覚で感じるものがありました。
神社の跡。参道はさらに下へ続いて、わずかに残る水面の中へ消えていきました。
タイムカプセルのようなロマンと信仰の場を水に沈めてしまう人間の業に神様が怒っていないか、少し心配になったり。
何の神様が祀られていたのか。あるいはこの湖自体が神様だったのか。今は知る由もない。
沈んだ樹もまた神様のように姿を変えて、自由に動き回っていたのではないかと妄想したくなる姿に。
津久井湖でゆっくりし過ぎて宮ヶ瀬湖に着く頃には日も沈みかけてしまいました。湖面に降りれたのかもしれませんが、時間の関係もあり俯瞰。
過去と今が繋がってしまっているような、古い道が姿を表していました。
我々はまだ一滴の雨を降らすことも、止めることもできない存在です。

































