名称未設定--2先日訪れた石川梵さんと宮崎学さんのクロストーク。
石川梵さんは、僕の尊敬する写真家の小池英文さん、石川武志さんをはじめ多くの知人友人からその写真力の凄さを聞かされてずっとお会いしてみたい、憧れだった方なのです。

今回は特に僕の一番大好きなインドネシアのレンバタ島のクジラ漁のお話が聴けるとのことで興奮しすぎて、夕方でお店閉めての訪問です。
写真集でなんども見たはずの写真に、今また鳥肌が立ちました。
鯨の心を撮るにはどうすればいいのか。答えは瞳を撮る。
魚類ではなく哺乳類の鯨。
ちっぽけな存在の人間に命を奪われる怒り、悲しみ、絶望、諦め、あるいはそのどれでもない、来るべき日が来たかという自然のサイクルの中で万物が平等に受け入れるべき悟りのようなものが水晶体に宿るのでしょうか。
遠くから望遠で撮るのではなく、自ら水中に潜って血の海と化した海の中で対峙する地球最大の動物の瞳、自身も巻き込まれて死ぬリスクを抱えながらの撮影。

僕はまだその答え、鯨の心はわかりません。それでもそのヒントのようなものは石川さんの写真の中で感じることができる気がしました。
名称未設定-004-4宮崎さんのお話もまた非常に興味深く面白い。その視点は狩人、あるいは野生の動物そのもの。
石川さんもそうでしたが写真を撮ることは仕事や、誰かの評価を得るためのものではなく、自分自身のライフワーク、生きた証明であると言い切れる生き方、グッと胸に迫るものがありました。
一生を費やすに値する事がある幸せを知る人の話にどれだけ自分は励まされてきたか。
名称未設定--3他にも興味深い話は尽きぬままのあっという間の4時間。途中ライブやおにぎりタイムがあってほっこりさせてもらいました。
何と言っても会場を所狭しと歩き回っている石川さんの愛犬ジュウベエさんがかわいすぎました。
今宵もまた素敵な夜でした。
名称未設定-5312そして時と場所は飛び、本日新宿。安田菜津紀さんの写真展、この街で、これからも 陸前高田に生きるに行ってきました。

カンボジアの写真展、君が生きるならで初めてお会いして、そしてちょうど先日、仲良くさせてもらったカフェaire amenoさんで行われたシリア映画のイベントで偶然ばったり。そして今日です。

一日限りのシリア映画祭は、仲良くさせてもらっている藤井さんの作品、目を閉じればいつもそこに。そしてずっと気になっていた作品、それでも僕は帰るの二本立てでした。
絶望と希望、あるいは死んでいく者と残された者。司会の方がおっしゃっていた通り、両極であり、そしてどちらもまた現実であるシリアの今を切り取った作品でした。

個人的には僕も旅で訪れた街、ホムスが舞台のそれでも僕は帰るは特に衝撃でした。
CGでも台本でももちろんなく、本当に銃弾や爆弾は落ちてきてさっきまで話していた友人が一瞬で、そして目の前で命を失う現実。不条理に立ち向かうデモがいつしか引き返せない戦争になっていた恐怖。
残された者は悲しみ、恨み、報復してまた死んでいく。バーチャルではない戦争のリアルがそこにはありました。

物語の中心、元シリアのユース代表バセット氏が劇中で束の間見せた虚ろな目が極めて印象的で胸が締め付けられました。
例えば爆撃がホムスではなく横浜で、自分の家が破壊され、家族や友人が殺されて、なお戦争反対と言えるのか。
負の連鎖は突如始まり、それでも、死ぬほど悔しく辛くても武器を置かなくては前には進めないのかもしれません。
久しぶりに鳥肌がたちました。ご興味のある方は是非。
https://www.youtube.com/watch?v=AAqw-IuL3Ys

話が脱線してしまいましたが、戦争とは違い陸前高田は天災だった、それでもそこには人災的な側面もまた大きく存在していて。けれども安田さんの写真は、理不尽な世界の中で、一歩また前に踏み出す希望や勇気を写しています。
強く生きる、そんなありふれた言葉を改めて今考えることができる展示でした。
名称未設定-52213展目はコンゴのシャレオツ紳士、サプールの展示。
キンシャサと渋谷、あまりに違う文化の中で果たしてサプールがどのように紹介されるのか。珍獣扱いされてしまうのではと少々懸念があったのですが、むしろそのスピリッツの方にフォーカスした陽気で楽しい展示でした。
それにしてもアフリカ最深部コンゴ。ベンダビリリの時も感じたのですが本当激熱。
どう考えてもしんどい旅になるのは目に見えていますが、溶けてしまいそうなむき出しの野生に一度は飛び込んでみたいものであります。
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名称未設定-5226最後がオペラシティで始まったばかり、圧巻のライアンマッギンレー。
僕が一生で見るよりも多くの裸を見てしまいました。
けれどもそこで思うことは性的なことより、聖的なことといいますか。
なんだかエデンの園までひとっ飛びしちゃったような。
嗚呼、願わくば僕もいつか天国へ。
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