先日訪問した佐渡で、一番印象的だった場所が清水寺です。
京都の有名な清水と同じ名前。そしてなんと見た目も同じ。例の飛び降りたくなる舞台もあります。
読み方はセイスイジになるのでしょうか。双生児のようなこのお寺、決定的に京の都と違うのはその華やかさになるのではないかと思います。
おそらく日本で最も有名で華やかなお寺の光が強いほど、濃度を増す陰。
ウェブサイトもあるので現役なのかと思うのですが、明らかにその内部はかなりの年月野ざらし。
廃墟と言っても過言ではない雰囲気。ただそれはいわゆるディストピアとは少し様子の異なる、安息を感じる土地、そんな印象でした。
さらにこういうこと言うと、オオカミガキターとか教祖誕生とか言われそうですが、なんだか昔に来たことがあるような気がしました。
それが京都の清水寺の記憶なのか、あるいは少し雰囲気の似ている奈良の長谷寺なのか。けどなんか違うんです。
帰って母親にやんわり聞いてみたのですが、やはり一緒に出かけたことはないよとのことでした。
すごいですね記憶。不思議ですね記憶。
全く不気味という感じはしない、一切の音や気配が消えた空間。
805年から続く千手観音の加護は今も周囲に安与えているのかもしれません。
ぜひお参りしてみてください。

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