月曜日、そして火曜日とお休みをいただいて北アルプス芸術祭を訪れに信濃大町を訪れました。
わずか二日の滞在、そして内1日は台風というコンディションだったにもかかわらず芸術祭、そして山里の風景やそこでふれあった人々とのご縁に恵まれ本当に素晴らしい滞在となりました。

特に印象的だったのは猛り狂う高瀬川。
名峰槍ヶ岳を水源にもつこの川が霧を放ちながら圧倒的な濁流となり、あらゆるものを飲み込みながら流れていく様は、灰と言うよりは黒に近い色に染まった雲、そして槍のように降ってくる大粒の雨も含めて、まさに竜の様相でした。
奇しくも古くから竜伝承の残る土地。小泉小太郎、即ち龍の小太郎は日本昔話のオープニングのあの子供と龍でもあるのです。
時代は流れても、自然の本質は変わらない。
優しいとか恐ろしいとか、人が本質を測り懐柔するようなものものではなく、ただひたすら圧倒的な自然を感じることができたことはとても有意義なものでした。

自分は特に宗教をもつものではありませんが、神性を自然の中に感じて畏敬の念を持ち続ける。
改めてその思いが大切なものだと思うのでありました。

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