友人に勧めてもらった二風谷のアイヌ文化博物館が凄かったです。
萱野茂氏の資料館も含め圧倒的な資料の数。

渦巻きや鱗、一つ一つの文様に意味があり、それが合わさることでフクロウなどの動物のモチーフへ姿を変えていく。工芸品一つ一つに込められた意味や祈り、物は使って捨てるということが前提になった時代にとても響きます。
個人的に熊送り、イヨマンテについてもっと知りたいなと思いました。
独特のスパイラルは木を削った時のうねりを利用した装飾。イナウと呼ばれているそうです。
カムイモシリ、世界が二つあると認識されている世界観と今の我々の世界。異なる認識に触れる時、それは違うと否定するのか、あるいはそういう風に考えると世界はまた違って見えると学ぶのか。

アイヌについて考えるということは、自分自身が日本人であるということについて考えることに繋がると感じます。
特に誇り高いとも負い目に感じることも少ない方かと思っていましたが、その受け継いできた気質や文化、肌の色や言葉など含め、魂のようなものがどのように形成されるのか、どうありたいと思うのか。
改めて考えてみたいと思いました。

 

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