今日も読み返した写真集、鬼海弘雄さんのindia。
改めて読み返す中で今日はもう一度あとがきに書かれている田口ランディさんの文章を読む。
インドほど撮るのが簡単で、難しい土地も珍しいと改めて感じる。
何から何まで日本と違うけど、それは差異だけなのか。
写真集を改めてみる中で際立つのは視線。
自撮り、ユーチューバー。ランディさん曰く、自意識の露出の先にある、自分だけを見る眼は他人を射抜かない。
旅の中にある緊張感であり熱は、やはり無遠慮とも言えなくもないほどの視線なのかと改めて思う。
こういう風に僕のこと思ってくださいねという視線ではなく、リキシャの運転手、聖人、子供、そしてカレー屋さんまで全て皆、等しくまっすぐこちらを見てお前は誰だと問う。
ネット検索で集められないものを、自分自身が誰かをもう一度問うために来年は旅に出たいと思います。