本当に素敵な写真の展示だったので少し御紹介を。

先日、梁 丞佑さんの展示、新宿迷子を見に銀座ニコンへ。
そこに展示されていた歌舞伎町の日常は僕の非日常でした。剥き出しになった人間という獣のさらけ出す欲と暴力。薄皮一枚隔てたすぐそこにある現実。
だけどそんな世界にも当たり前のように営みがあり、子供もいれば無邪気にネズミと戯れるサラリーマンもいたりして。当たり前の話ですが、アウトローの世界もまた多様で同じものは一つもない、不思議な魅力に満ちていました。

またヤンさんが今までに作り上げてきた作品を見ることができるのですがこれが本当にすごい。凶悪すぎてページを開くのに相当な覚悟必要な作品から、愛に満ちた作品まで魅力的な作品ばかり。一つ共通していることは飽くなき人間への興味と衝動なのでしょうか。
特に、奥様との日常をお互いで撮りあった桜シリーズはちょっと言葉にできないほど心に響きました。
かけがえのない時間、そしてそれが積み重なっていく日常を大切に切り取るだけで、世界はこんなにも素晴らしいのかと思わず涙がこぼれそうになります。大切なものはすぐ隣にあるのかもしれません。
とにかく全て最高。

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