こんにちは。スタッフ柚希です。今日は嬉しいお知らせ。
お店のお客さんで友達のように仲良くしていただいてる、アリサさんが、なんと小説を書き上げました。
アリサさんは以前より、病気を機に日常を語る手書きのフリーペーパーを作られていらっしゃるのですが、
私はそこで描かれる世界観がとても大好きで、憧れていたのです。そんなアリサさんがまさか小説とは。しかも手製本!素敵すぎます。。
ざっと前半のあらすじをご紹介させてもらいます。
タイトルは、マトマイニと歩いた道。
貧しい家庭に生まれたモイは、家族のために自分の時間を全てを労働に使い、ボロボロの日々を過ごしています。
親同士の喧嘩を機に、張り詰めていた糸が切れて全てに絶望したモイは家を飛び出し、もういよいよおしまいだと思ったその時、そこで喋れるネズミのマトマイニと出会います。
この出会いを機にモイの日々は一転します。出会ったばかりの人の言葉がしゃべれるマトマイニは、モイを唐突に旅に誘います。
人を救うにはまず自分を救うんだ。世界は絶望するようなものではない、旅に出てそれを確かめにいこうじゃないかと。旅は緊張感と共にはじまりましたが、偶然の出会いの連続。もちろん楽しいことばかりではありません。
それでも何も知らなったたモイは、旅の中で様々なことを学んでいきます。
例えば両親が心配しているといけないと手紙を書こうとしてはじめて字が書けないことに気づいたり、ゆっくり人の話を聞ける時間が贅沢だと感じていたら、聞き上手とほめられたり。
無知で無垢のモイの旅は、どこか私自身の人生にも似ているようなところがあります。
お金のための靴磨きとヤギの世話しか知らなかったモイ。私もテキスタイルを専門に学ぶ大学に入るまでは自分自身の日々がどこか他人事のように感じ、ただ水の上をゆらゆらと漂うように時間が過ぎっていったように思うことがありました。
街から街へ旅を続け、やがて海の見える街で暮らし始めるモイとマトイマニ。私も旅のような日々を経てカフェに辿り着き、ここに根をはりました。
もう一つだけ語らせてください!私がとても素敵だなと感じたのがアリサさんの綴る色の描写。
モイとマトイマニが海の見える街に住むことにした理由でもあるのですが、冬にコバルトブルーだった海が、春になると柔らかいグレーとピンクと紫が混ざったミルクのような柔らかい色になる。夏や秋になるとまた違った表情を見せてくれる海。素敵すぎます。。
この本は、春翠に、テラさんに、友達に、お客さんに、、。旅を愛する皆さんに。そして自分へ贈りたい物語です。好きすぎて、モイとマトマイニ勝手にイメージして絵を描いてしまいました。
これはどこの国の物語なのか、マトマイニは何者なのか。色々語りたい!テラさんは銀河鉄道の夜やアルケミストと同じくらい好きと興奮していました。
お店に置かせていただきますので読んでみてください。
