シキホール島のブラックマジック、ボロボロ。この島に来たからにはその神秘を体験しないわけにはいかないです。ただこの秘術をおこなってくれる魔女、商店街に軒を連ねているようなノリではなく、聞き込みすると山の中におるぞと皆さん島の中心に聳えるバンディラン山を指差すのです。ただ何ボロボロって?みたいな返答が一つもなかったことは特筆に値するのではないでしょうか。

港で借りたオンボロバイクで山道を進むのですが前回のインキーしてしまった道路よりもさらに細く険しい。後ろに座っていた柚希さんと春翠さんは降りてもらってなんとか登ることができるような坂をいくつか越えて、到着した有名そうな魔女は残念ながら不在(引っ越し?)。。
しかし幸いなるかな、近所にもう一人いらっしゃるとのことなのでそちらに。

ありました!小屋みたいなところでぐつぐつ何かを煮込んでいて、一見さんお断りなイメージを持っていたのですが、きちんと看板も出ていて声かけやすい雰囲気。そしてちょっと驚いたのは自分達の前に現地のお客さんがいて、私たちの後にもお客さんが来たこと。繁盛店!

店内はこんな雰囲気。キリスト教の置物がもりもり飾られている部屋。
ルシファーを信仰してるとかではないにせよ、キリスト教とは一線を画したおどろおどろしい世界観のものかと思っていましたが、まぁ、怪しくはありますが愛に溢れた雰囲気でホッと一息。

そしてボロボロ開始。グラスに入った水にストローを差し込みぼろぼろぼろ。。っと空気を吹き込むわけです。患部の前を通るとその透き通った水が濁ると言いますが。。

わかりにくいですが確かに濁り始めました。緊張感がみなぎります。

続いて座っている椅子の下でおもむろに何かしらのハーブを炊きます。そこにマントのようなものを羽織って座り施術。雰囲気やばかったです。。
柚希ちゃんは確か睡眠に関する悩みを改善したいと伝えたと思います。
こっそりどうだった?と聞くと、いやこれは本物ですよとのアンサー。
マジかよ。。

続いて自分がやってもらうことに。ふと物販を見ると噂のラブポーション。いわゆる禁断のホレ薬が在庫一杯。
めっちゃ欲しいけど、日本に持って帰れるのかこれは。

自分は肩と右目が調子悪いっすと申告。
まず感じたのは、患部が顔だからか魔女さんの吐息がかなりハードに耳元で聞こえること。

腫れぼったかった目が、バキバキに瞳孔開いているように見えるのは気のせいでしょうか。
アフターの水もめっちゃ濁っていました。。

次は肩。ボロボロか、あるいは俺もよもぎ蒸しみたいなのかと身構えていたら、肩は揉んだほうがいいと、まさかの肩揉み。めっちゃ普通じゃないですか!と思ったらこれが超いい。。

疲れ目はちょっと良くなったかも、、という感じでしたが肩こりは信じられないくらい良くなりました。
帰りにお土産いかががっすかと言われ、惚れ薬を物色するも、まぁいいかなって思ってたら感銘を受けた柚希ちゃんが結構高いラブネックレスを購入。
聖週間に祈りを込めた逸品だそうです。。惚れネックレスの効能がどうなっていくか。今後が楽しみです。

この日の間食は最初で最後になったハロハロ。甘冷系には滅法目が無い春翠さんがここでは独壇場でした。

最後に島の南部、ラジ教会と修道院に立ち寄りました。
町の規模を考えるとかなり大きな施設。
宣教師はなぜ自身の心の中だけでなく隣人、あるいは遠く海を越えた先ののどかな南の島に信仰を伝えていく必要を感じていたのか。もちろんその後ろにはスペインやポルトガルといった大きな帝国が植民地を得るための先兵だったこともあると思います。しかし洗礼を受け福音を届けることへの情熱や神への愛はそういった利害関係の外にあったものだと自分は思うのでした。

かつてマゼランがパタゴニアのマゼラン海峡を通ってこの地に辿り着いた偶然。その後ザビエルによってもたらされた信仰を豊臣秀吉が禁止した偶然。
日本でもフィリピンでも、様々な悲劇も起きました。
その偶然の良し悪しを語ることは自分には荷が重い、そして歴史の様々なもしもを想像することもナンセンスかもしれませんが、それでもどんな世界線になっていたのか興味は尽きません。

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