名称未設定-0021先日お休みをいただいて、今年もまたkyotographieという写真のイベントに行ってきました。
いわゆる芸術祭のように、複数の会場で場所の趣を生かした展示が繰り広げられているのですが、今年もまた胸が一杯になるような深い世界観と想像を絶するようなセンスに満ちた作品ばかりで、興奮未だ冷めやらぬ状態でございます。

それにして京都という場所の特異性はやはり際立っていて、夜も更けてきて、さてどうしようかと思った時にふとご縁があって訪れることができたのが閻魔堂で行なわれていた千本ゑんま堂大念佛狂言。
以前より能と並んで興味のあった狂言に、しかも閻魔様のいらっしゃるお寺で観劇できるとは。。

僕が見たのは伯母ヶ酒、でんでん虫、そして靭猿。
個人的にはでんでん虫が最高に面白くて、思わず声をあげて笑ってしまいました。
笑いだけではなく、要所要所のキメのかっこよさ、少し寒気がする狂言面の空虚な瞳、そして地元の方が日常の中で集まって、夜空の下で仮面劇を楽しむ、その時間と空間が改めて素晴らしいなと思いました。
名称未設定-9923

名称未設定-9930

名称未設定-9931

名称未設定-9939

名称未設定-9949

名称未設定-9955

名称未設定-9965

名称未設定-9968

名称未設定-9974

名称未設定-9982

名称未設定-0035素晴らしい体験でした。老若男女、地元の方を中心に僕のような観光客、外国の方もいらっしゃいました。
名称未設定-0039平安のミステリアスな偉人、小野篁は夜になると進んで六道珍皇寺から地獄に赴き、閻魔大王の仕事を手伝って昼に宮中に戻ったと言われています。一説によるとその小野篁がこの閻魔像を安置したとか。
当時朱雀大路、あるいは京の都の果てにあり蓮台野と呼ばれていたこの場所は風葬地で鎮魂のための施設だったとか。
歴史を知り、当時の情景を思い浮かべると1日乗車券を使ってのほほんとバスの車窓から眺める京の町並みも少し異なるものに見えてくるような気もします。

それにしてもとんでもない迫力です。。かのルイスフロイスあたりもこちらの閻魔様、地獄絵とご対面してとんでもないヘルカルチャーに震え上がったとか。
名称未設定-0043閻魔庁から始まって千人切りで締める狂言。
一時は火災にあったり、後継者不足で途切れてしまった伝統がこうして蘇った事、本当に素晴らしいと思います。途中鐘を鳴らす人や演目の看板を取り替える人は皆若く、これからまたこうした伝統芸能が盛り上がっていけばいいなと思うのでした。
名称未設定-0059願わくば有名な土蜘蛛を一生に一度は見たいのです。掌からブワッと無数の糸が飛び出す瞬間、僕は興奮のあまり心臓が停止してしまいそうです。
そんな妄想を胸に秘め、再訪を楽しみにしながら閻魔様に別れを告げました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.