madurai01ティルチから乗ったバスはインドらしいトラブルも無く、それでいてしっかりと到着予告時刻より遅れてマドゥライに到着。
タイヤやハンドルが取れたわけではないので御の字なのですが、日がどっぷり沈んでしまいました。
今自分がどこのバス停にいるかわかず、向かうべき宿のあてもなく夜と言うシチュエーションはあまり気持ちのいいものではありません。
あやしげな客引きについて行くか手当たり次第宿を訪ね歩くか。
どちらかの選択肢で大概落ち着く事が多いのですが、今宵は魔が差しました。商店街の奥に煌々と輝くゴープラムが見えてしまったのです。街灯に吸い寄せられ儚い一生を終える羽虫の如く、無謀にも荷物一式持ったままマドゥライの心臓部、ミナークシ寺院に向かうのでありました。
madurai02百鬼夜行、いや、それ以上でしょうか。異形の神に完全に魅入られてしまった私。
恋は盲目。野宿もやむなし。
madurai03翌日見たトラックのデザインはデーモン系。くわばらくわばら。
madurai04マドゥライでお世話になったお店の店長さん。メニューにないチェッティナードという郷土料理のリクエストに応えて下さったり、色々お世話になりました。
madurai05ティルチでもそうでしたがここでも厨房見学を快諾してくれてうきうき。スタッフ気分で思わずいらっしゃいませーと日本語対応。
聖地ではありますがノンベジも充実。
madurai06そして翌日改めて魚の目を持つ女神を祀るミナークシ寺院へ。
内部は完全な小宇宙。ヒンドゥーという世界観、あるいは概念がそのまま形を成して現実に溢れ出てしまった特異点。
濃厚な神々の理が現実を侵食しておりました。
madurai10天国へ接近。目がちかちかしてきます。
しかしこのミナークシ寺院、どういうわけか、まさかのカメラ持ち込み不可、それでいてiphoneはokという謎の掟。
内部の様子は写メにて後程。
madurai07境内の周りの樹にはおまじないの品々が。
マドゥライに限った事ではありませんが、路地に立つ古い樹木には何か大きな力が宿るのでしょうか。
神々のレリーフや石像が備えつけられていて、そこを拠点にサドゥーが路上での借り暮らしをはじめる、そんな風景をよく見かけました。
道祖神の様な存在が今もなお生きるのです。
madurai08ゴープラムをはじめ星の数ほどいる神様達ですがよくよく見ると個性豊か。若干不謹慎なのかもしれませんが、お気に入りを探す楽しみも。
自分はこちらの孔雀王の指さばきにほれぼれ。
madurai09ミナークシトラックでしょうか。眼差しもキュート。
こんなのが地味に見えてくるから慣れとは恐ろしいものです。
maduraiphone01さてカメラが侵入できなかったミナークシの内部を少しご紹介させてもらいます。
床のいたるところに描かれていたコーラム。町の商店の軒先でも見かけるこの吉祥模様、さすがの聖地、曼荼羅級。気合いが違います。
maduraiphone04一番印象的だったのが神殿と神殿を結ぶ無数の通路。
天井には花弁の様なパーフェクトサークル。魂を持って行かれそうになります。
maduraiphone02柱の神々。この後光感!
maduraiphone03夢に出てきた白象
maduraiphone05こちらは獅子でしょうか。他の宗教施設では考えられないような隠微な色彩と光沢。
maduraiphone08カーストに限らずインドで感じる世代の結びつきの強さが、薄まらない信仰の濃度に関係しているのでしょうか。
maduraiphone06これもヒンドゥー寺院でよく見る光景。御利益をせがむ人の掌は石材をも研磨していきます。凹凸を失い、さらにターメリックの様な山吹色をなすりつけられた石像。
maduraiphone07こちらもまたまぶされた神々。ティラカ?眉間の紅点が印象的です。
maduraiphone10最早まぶすという言葉では表現不可能な積もった神。象神の面影があるようなないような。
maduraiphone11天井に神々の紹介のようなプロフィールペイントを発見。1から15全てガネーシャかと思っていたけどそれぞれ別神様?奥深いです。
10番辺り凄い事になっています。死角なし。
maduraiphone12それにしてもミナークシ寺院。まるで全てが水面や鏡面の向こ側の出来事の様でした。
madurai11マドゥライからはケララ州コーチンへ。
夜行にするには微妙な距離感。
この時はまだ早起き嫌だな位な甘い認識しかもっていなかったのでした‥。

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