tibaoni12鬼来迎の帰りにふわっと立ち寄った成田空港。
別段離陸する用事もなく空港に立ち寄ることが我が人生に訪れようとは。。数奇な物よ。
なんて少々自嘲気味な気持ちで訪れたNRTですが、なんのなんの。
ここさくらの山公園、エアマニアの間では聖地だったのでしょうか、バズーカのような望遠レンズを持っていらっしゃる方、一機残らず全ての離陸を動画で記録している方、親子連れ、カップル、その顔ぶれは千差万別。
ただ一つ言えることは皆間違いなく飛行機を愛して止まない、いわば志を同じくした同志たち。一機飛び立つごとにやんややんやと盛り上がる我々に訪れた一体感。ジェットラブ。
テッちゃんならぬジェッちゃんの端くれとして、仲間たちのために、恥ずかしくない夜を迎えようじゃないかと一人静かに決意を新たにしたのでありました。
tibaoni17何機か見ていると気が付くのですがやはり目につくのは我らがJ.A.L。ほとんど乗った事ないですが。
tibaoni16近っ!こちらはユナイテッド!ド迫力!
マイレージ貯めさせてもらっています。
tibaoni13それにしても成田空港には色々な思い出があります。
はじめての旅への出発も、長旅からの帰国も成田空港でした。
成田エキスプレスに乗ったつもりが湘南新宿ラインだか何だかにのってエライ事になった事もありました。成田空港駅と間違えて成田駅で降りてこれまたとんでもない目にあった事もあります。ドレッド仙人みたいな風貌で帰ってきた時にはパンツ一丁になるまで別室で衣服をはがされましたね。

いまだに両替所の数字の見方よくわからなくなるし、保険の入り方もよくわかりません。余ったお金免税店で使おうと思ったら断られたりして途方に暮れます。成田に限った話ではないのですが。。
airplane2そういえばわずか一ヶ月ほど前にも羽田空港近くの公園に出かけていた事を思いだしました。こちらは成田とは違い湾岸。城南島海浜公園です。
airplane4偶然なのか、時間が遅かったからなのか、こちらの公園ではほとんど人に会う事がありませんでした。けっこう勢いよく打ち寄せる東京湾。
波の音と三脚と私。
new-ana01羽田空港近くを車で走っていて思い起こすのは、もう4年ほど前になるでしょうかANAの飛行機工場を単身いきなり見学に訪れたことがありました。
あの時も確かテンパっていて空港かどこかの駐車場に車を停めて、で、そこから工場に向かったのですが道がわからないという事態に。
new-ana05道に迷うのは日常茶飯事なのですがその道が究極にインダストリアルで。。
近未来のように整備されたでっかい自動車専用道路と無機質な植え込み。どこまでも立方体でしかないあほほど巨大な倉庫群。
普段ならはぁはぁ興奮しそうな景色ですがこの日は若干遅刻中、そもそもここは生身の人間が歩行していて許される道なのでしょうか。ずっと人っ子一人いません。うっかり変な建物に入ってしまい見てはいけない物を見てしまったら。。コンテナ詰めにされ一生帰って来れないかもしれません。
new-ana02まぁ、そんなことももちろんなく無事に件の飛行機工場に辿り着いたのですが、80%がちびっこ連れのファミリー、そして19パーセントがサブカル好きそうな工場萌え系カップル。そして一人、しかも汗まみれでポケモンの飛行機クイズが繰り広げられている会場に滑り込んだ1%の自分。お恥ずかしい。。
new-ana03それでもまぎれて間近で見るド迫力ジェットに興奮!おこちゃまに負けてたまるかとパシャパシャ写真を撮ったりしていました。
new-ana04OH,JET!!叶うものならば僕の軽自動車にも接着、ターボかましてみたいものです。
new-ana06ポートとプラント。
淡くくすんだ曇り空がよく似合う、そんな空気感がうまく言葉に言えませんが僕は大好きなのです。
airplane3それにしてもこの目前を通り過ぎていく一機、一機にたくさんの旅人が乗っていて、これからはじまる新しい国、日本での旅に胸を高鳴らせていると思うと、なんだか自分も興奮気味に。
自分自身がはじめて降り立つ海外の国に着陸する時の緊張感と興奮を思う。
両替、イミグレ、街までのアクセス、言葉、治安。良くも悪くもなれることのないヒリヒリした気持ちなのです。
tibaoni20いつしか空が藍色から漆黒に。意識も羽田から成田に戻ってまいりました。
tibaoni18いつまででも、そしてどこまででも行けると思っていた時代を過ぎても、それでも人生の転機を望むのなら今一度重くなった腰を上げ旅に出るのも悪くないのかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください