タマネギはお好きでしょうか。私は好きです。
ドリル、アポロチョコ、茶巾絞り。要は水滴型シェイプ全肯定。
そしてロシア。
ここはそんな先端がキュっとなった天井建築のユートピア。
この地への巡礼は脂汗流しながらテトリスやっていた頃からの人生浪漫でした。
そんな私の自己満足的な屋根観察報告書です。
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モスクワ到着、朝一、真っ先に訪問したのはやはりモスクワの赤い心臓クレムリン。
世界一大きな国の政治がこの中で決まるのですが、同時にロシアでも随一のサンクチュアリ。
ロシア最大にして最古、そしておそらくは最も豪華絢爛なウスペンスキー教会ももちろん美屋根。
金色に発光の5ネギ坊主でした。
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自分が見た中で最多はテレムノイ宮殿付属教会。その数実に11!!
ハラショーと感嘆せざるをえません‥。
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ой!マイエンジェルズ!!
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聖なる街サンクトペテルブルグのランドマーク、ペトロパヴロフスク教会。天突いてます!
街中どこからでもその尖塔は目に付き、今日でもその威光は衰えず。
水滴型ではありませんがその大胆な伸びっぷりには畏敬の念を抱かずにはいられません。
ちなみにこの教会のあるペトロパヴロフスク要塞のある島の名前がなぜかうさぎ島。
ロシアを象徴するようなツンデレ感にまたうっとり。
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そしてハリストス復活大聖堂。通称、血の上の教会。
こちらマイベスト教会として心にガツンと響きました。
ドリルの中のドリル、玉ねぎの王。
そのソフトクリーミーな外見が有名ですが中が本当に強烈なんです。
ハレルヤとつぶやかざるを得ないヘヴンがそこには確かにありました。
後ほどこちらも紹介できたらなと思います。
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地方にも足を伸ばしてみました。
古き善きロシア、スラブの心の故郷スーズダリ。
モスクワやペテルブルクとは確かに違う時間の流れでした。
路上で楽しそうにおしゃべりしながらきのこやハチミツ酒を売るおばちゃんたち、教会を前にかっこつけて写真を撮るカップル、また都市部では全く姿を見なかったかわいらしい一軒家。
静かで穏やかな時間が流れていました。
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自分も知らなかったのですがクレムリンとは特定の場所の名前ではなく城砦の意とのこと。
町の中心という意味合いになるのでしょうか。
こちらはなんともかわいらしく、少々マジカルなスーズダリのクレムリン。
エリンギを思わせるぶっとさがまたいいじゃないですか。
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木造の渋さと八端十字架。
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物音一つしない空気と灰色の空。
止まってしまった時間のねじを巻くカラス。
シベリヤ地平線の延長上、最果て感色濃い大地ではまた信仰の持つ意味合いも色濃いのかもしれません。冬はもうすぐそこまで来ていました。
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近くて遠い隣国ロシア。お互い興味はあるのに話しかけられない思春期のクラスメイトみたいな間柄なのかとも思う今日この頃です。
そんなシャイな日本男児がツンツンした帽子をきっかけに声をかけれたらきっと長い冬もまたロマンチックになるのではと妄想する今日この頃です。