世田谷美術館で行われている藤原新也さんの展示、祈りへ。
40年ほど前でしょうか。当時インドやチベットといった当時完全に異界とされていた土地を歩いた藤原さん。時間とは異なるものが流れる大地、五感では感知することのできない聖るなものとの敬虔な感謝や畏怖、対話や物語を写真に収め言葉を添えました。
インド、チベット、北米、やがて視線は東京を経て故郷に。
聖なるものと俗なるもの。等しく森羅万象のものとしてただそこにあり、やがて消えていく。
その世界で自分がどう生きるか改めて考えてしまう場だったように思います。
一枚一枚の作品見て、自分ならどのような言葉を添えるか。久しぶりに旅の中にいるような思考と感性。良き時間でした。

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