少し遡って本年の三ヶ日。
愛知と岐阜の境界線の中古車屋さんに行くためにはるばる名古屋まで来たいたのですが、せっかくなのであまり馴染みのない東海をぶらぶらっとしてみましょうということになり、今回選んだ場所が千代保稲荷神社。通称おちょぼさん。
やはり新年、ピリッとした気持ちで過ごしたい。毎年初詣は欠かさないと言うタイプの人間ではないですが、何やらにぎにぎしているらしいぞと言う話を聞き心弾みませ車を走らせます。

まず驚いたのがその参道の活気!どこまでも屋台屋台屋台。
東京でも珍しいのではないかと思うその濃縮されたエネルギー、感染症が続いた時代を経て何かノスタルジーのようなものすら感じました。
そして二度漬け禁止の串カツを見ると関ヶ原はすぐそこ、東西が溶け合う、日本の中心に今わたしは立っているぞと思ったりましました。

八百屋の奥に鹿が並ぶ。

八百屋さんや植木屋さんといった普段から営業しているお店が多かったのも印象的でした。刈り入れ時だけでなく普段からこの場所で太く深く根を張って生きていらっしゃる方の風格。

猫の手も借りたいにぎわい

大型のものになると結構値が張る熊手がドカドカ売れているのも印象的でした。
そもそも福や富をかき集めると言う意味合いがある縁起熊手。
欲望を具現化した七福神のメンバーやその名もお多福など総動員体制で一切隙を作らずハピネスを追求すると思うとその凄みには圧倒されるものを感じます。

ちょいちょい串カツ挟んだり

さて肝心の神社での詣で方ですが、皆さんこのあげ・ろうそくという看板に向かって大いに行列してらっしゃいます。
あげあげ的な意味のド派手なろうそくかしらと並んでみると。。

まさかのお揚げでした!!!

お稲荷さんということで好物でいらっしゃるのでしょうか。まさかの展開に自分自身も揚げ揚げでございます

奉納後、またあまり馴染みのない名刺をお供えする祠のようなものがありました。

奉納。2022年もpointweatherをよろしくお願いします。

まりりんというお店の名前いいなぁと思ってスナップしたのですが、よく見ると豚汁やフランクフルトに混じってイカオヤジなるメニューが。直感ですが前世イカだったような気がしないでもないですし、今オヤジですし何か輪廻転成について思いを馳せたくなる一品ですね

最後にもう一つ一風変わりな詣で方と出会いました。
屋根に向かって小銭を投げ入れそこに引っかかると何か願いが叶うのではないでしょうか。キラキラとそしてチャリンチャリンと小銭が空を舞う姿はストレンジデイズならでは。お正月の高揚に身を任せることにしましょう。

この辺になってくるとシュール。いたずらなのか風習なのか判断がつきにくくなってきます。


次から次へと現れる屋台。選択肢が多すぎて逆に飢えに苦しむという不思議な悩みにぶつかってしまっていたのですが、ふと出会ったのがナマズ料理。しかも調理方法は蒲焼きということで好奇心が沸き立ちます。
ベトナムだかカンボジアで何度か食べたことある気がしますが、うなぎと同じ土俵でナマズがどれほどの活躍を見せてくれるのか。ジャイアントキリングもあるんじゃないのかと興奮してきました。

確かにちょっと骨っぽいところは多い気がしますがデリシャス。
考えてみればうなぎを丼でがっつり外でいただくなんて機会人生にあったんだかなかったんだかおぼろげ。
そう思うと定食で頼んでも割と手が出せる範囲のお値段だし、もっと生活にナマズを取り入れてもいいんじゃないかとすら思うのでした。

こちらがなまず氏。ビジュアルもどことなくなまずでございました。

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