ふと時間が開いた休日、最近はギャラリーを巡る事が多くなった気がします。
美術館からギャラリーに、より小さな箱で、より近い目線で作品と向き合える気がするからなのでしょうか。
早いスパンで企画が巡っていくのも、なんだかスリリングで見逃すわけにはいかないという気持ちが生まれてくる気がします。
hosizora例えば11月3日。
この日は三軒茶屋でカレーを食べてから新宿へ。
コニカミノルタとエプソンのギャラリーに向かいました。
それぞれナミビアとバリ。個人的により印象的だったのはナミビア。砂漠ではなくその上にきらめく星空がテーマの展示でした。
先日のチベットも怖くなるほどの満天の星空でした。がしかし、高山病のため設定をいじくる力振り絞れず悔しい思いをしたのです。
しかし日々の夜空でもっと星空の切り取り方練習していかなければと思う反面、カメラいじくっていないでその雄大な天をひたすらぼーっと眺めていたい気も。
smartirumi01新宿からは総武線で両国。国技館を眺めながらも向かうはお初の​​​GALLERY MoMoさん。
川島小鳥さんの写真と谷川俊太郎さんの詩の展示、その名も、おやすみ神たち。
smartirumi02魂が一つのテーマだというこの展示。そんな難しいお題を見事表現されている写真も素敵でしたが、やはり谷川俊太郎さん。
無限に溢れる言葉を厳選し研ぎ澄ますということ。
美しく温かい我々が口にする日本の言葉の詩。反面極限まで鋭くなった言葉は、いい意味でどこか日本刀を思わせる危うさも感じることがありました。
喜怒哀楽を表現する言葉を研磨する事の大切さ。人に想いを伝える術は今も昔も言葉なのだからと、改めて意識を高めねばと思うのでありました。
smartirumi19両国からは清澄白河の現代美術館、ミシェル・ゴンドリーの世界一周に向かおうかと思ったのですがこちらは時間切れ。なかなか訪れ難い東東京、未練はありますが一気に南下。大江戸線に乗って浜松町へ向かいます。
大好きな倉庫を改築したギャラリー916さん、野口里佳さんの展示へ。
野口さんの亡くなられたお父さんのフィルムを娘である里佳さんがプリントした展示。
技法やコンセプト、あるいは実験的な試み。色々ありますが最後にはやはり愛ってことになってしましそうです。
親が子を撮る。
きっとシャッター押す時、どんなお父さんでも口元はにっこり笑っていたんだろうなー、そんな事を思いながら、父親の事を思いだし、また自分が父親になる日の事を思ったりしたのでありました。

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