20年前の9月11日、今日僕は旅の中にいました。
インドの北端、ラダックからバスでヒマラヤを下る。草木が全く生えていない極限の高地から徐々に雲の下へ。
行き先はバシシトだったかダラムサラだったか、はっきりとは覚えていないけど、峠の茶屋みたいなところで少年が号外だー!みたいな感じで叫んでいたことだけ覚えています。

それからほんの数日で街中で吊るし上げられたビンラディンの人形をインド中で見ました。隣国パキスタンと問題を抱えるインドはイスラムに対してネガティブな感情を持った人が多い土地だからでしょうか。日頃は陽気な人々であふれる街並みが一瞬で空気が変わりヒリヒリした空気を感じたこと覚えています。
そして今日も米国の無人機がアフガン民間人を誤爆かというニュース。
その火が燃え広がるのは一瞬で、そしてそれが鎮火するには20年でも全く時間が、あるいはもっと大切な何かが足りていないように思えます。

ニューヨークからは20年でも今日亡くなった方にとっては0日目。
全ての方のご冥福を、憎しみの連鎖に終止符を、切に願います。

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