11月の9日から15日、大坪カヨコさんと小山智恵さんによる、2人の空展が始まります。
色彩に満ちた青空、今にも泣き出しそうな灰空。
皆の上に平等に広がる空、駆け上っていけば月や宇宙につながる我々が共有するたった一つの窓であり、同時にそれは一つとして同じものがない、それぞれが過ごしてきた日々、あるいは魂を映す鏡であるようにも思えます。

お二人のステイトメントは下部に。ぜひ遊びにいらしてください。


空とわたし
         
空はわたしの側にいつも居た

田舎で育った私にとって
当たり前のことだと思っていた

都会に来て
それが当たり前じゃないことに気づいた

いつも隣にいてくれる
そっと包んでくれる
そして誰かと繋がってるんだと
思い出させてくれる

空模様はいつも変わる
ダイナミックで面白くて興味深い
ずっと見ていられる
そんな存在

とても好き

そして私を
絵に導いてくれた

当たり前の空と
当たり前じゃない空

そして私。


いま、あなたは何を見ていますか。
いま、あなたのまわりに 何が見えていますか。
朝、鳥の声を聴きましたか。 空をあおぎ、今日の空の色を注意深く見ましたか。
土の匂い、季節の花の香り 風が運ぶ自然のごちそうを しっかりと受け止めましたか。

もし、今日、いいえ、この瞬間に、 あなたの人生が終わるとしたら、 最後に見る景色は なんだと思いますか。
見るという以前の 感じとるということ。 神秘さや不思議さに 気付くということ。
見過ごしていた美しい景色があるとすれば それは あなたにとって、どんな景色ですか。

★ 墨一色の世界のなかで 自分の「空」を感じるひとときになれば嬉しいです。 Tomoe Koyama

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