どうしても家にこもる時間が多くなる今日この頃。
お店の空いた時間に読む、あるいはSNSで回って来るブックカバーチャレンジなどで本と向き合うことが多くなってきました。

いわゆるバトンという形式で回って来るブックカバーチャレンジ。
オススメの本を一冊づつ紹介して行くはずだったのに表紙が気になるという縛りがあるのかと勘違いして、内容ではなくインパクトあるなーってのだけを基準にチョイスしてしまいました。しかも一日一冊ではなく、初日に七冊。。

案の定目力強い写真集が多いのはそういう理由です。また改めておすすめベスト7みたいなのもやってみたいです。
それでも染谷學さんのニライや、細江英江さん、ジョナス・ベンディクセンなど今でも暇さえあれば開いてしまう本もたくさんあります。

ここからは最近やってきた新しい本をご紹介。
倉谷卓さんの写真集、カーテンを開けて。
以前に訪れたkanzan galleryさんで偶然手に取った一冊でした。
コロナのおかげで開催延期となってしまった塩釜フォトフェスティバルでの作品とのこと。楽しみにしてたのに。。
障害を持った父との失ってしまった後の対話。
あとがきにある、忘れられることが死者にとって二度目の死であるなら、知られることは新しい命を得ることではないか。
この一文が響きました。


そして仲良くしてもらっている写真家の氏家さんから詩集を送ってもらいました。
嬉しい!山之口獏さんの詩集。
制作をされてる方が影響を受けてきたものをなぞらせてもらう時間。いつも意義が深く、そして真剣に向き合いたいなと思っています。
沖縄で生まれ、詩一つで世界を泳ぎきる貘さんの痛快な生き方。僕にないもの。そこから学ぶことはとても多いと思いました。
それにしてもタイトルから攻めていますね。。
一日一ページ読んでいます。
それにしても土門拳文化賞の流れで知り合った方は本当に素敵な方が多く最高ですね。ただのコンペでなく知や美を共有できる仲間増えることが一番の財産だと思うのです。
岩根愛さんの写真集、KIPUKA。
ニコンサロンで見た時からヤバいと思っていたのですが先日ようやく写真集を入手です。
福島からハワイに人と風習が伝わった。境界線をつなぐ盆の踊り。フクシマオンド。
深遠なる場所から故郷へ帰還すると言うお盆において、最も重要な故郷の消失。
新天地のハワイでは溶岩流の跡から芽を吹く植物をKIPUKAと呼ぶらしい。新しい命の場所という意味だそうです。

色々な思いや願い、叫び。そう言ったものがなんども読み直していると浮かび上がってくるように思いました。すごい本です。

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