天狗感がむんむんしております。
ここは出羽三山の一角、羽黒山まではるばるやってまいりました。
鬱蒼としつつも透明感のある空気。
鳥居をくぐり山門をくぐるとここはもう聖域。
道の奥のそのまた奥。
伝承と現実がうっすら立ち込める霧の中で少しづつ溶け合い混じりあっていくような空間。
竜の気配。
古来より修験道の聖地としての地位を確立していた出羽三山。数ある山の中から選ばれるということはやはり験者を惹きつける何かがある、いや、むしろ初めに山ありきなのでしょうか。
霊山と言う存在。
俗物極まりない私ですらあらゆる生命、森羅万象の息吹を感じたとか感じないとか。
苔むしまくり。身長3cm位になって苔森徘徊を妄想する。
その数2446段。
熊野や四国、日本の道は険しくも美しい。
川も越えます。今日知りましたがこのパーツ擬宝珠(ぎぼし)と呼ぶらしいです。
帽子のフィット感が半端じゃないです。
調子に乗ってメガネも。ムーミン的なカバ感はそっと胸にしまい石畳の道をさらに進みます。
一世紀を生きた杉。物言わぬ植物に神性が宿る。
その名も爺杉。巨木マニアだと自負していましたがいやはや、井の中の蛙でした。
森の中の五重。
どなたか存じませんが素敵だなと思って。
内股天狗、襲撃。
マイナスイオンとかそんな安い言葉じゃ表現できない空気を胸一杯に吸い込み、さらに西へ。
目指すは日本海、鶴岡。海月舞う憧れの海へ。
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